「ジャパニーズ・クール!」宮城ロケ終了!(2005.01.18)
テレビ朝日系列のKHB東日本放送が全国ネットで送る番組「ジャパニーズ・クール!」のナビゲーターを務める俳優・加藤晴彦。アニメ界の巨匠・大友克洋の足跡を追う宮城ロケが1月18日(火)に行なわれた。

昼過ぎに今回のロケ地である迫町に到着した一行は、大友克洋とともに少年時代を過ごした白石勝男(しらいし かつお)氏の案内のもと、迫町でのロケを開始した。
白石氏から当時の話を聞きながら、よく遊び場として使っていた神社や、今はもうすっかりなくなってしまった鉄道の跡地、そして今も佐沼高校に残る大友克洋に関する資料を見て、ナビゲーターである加藤晴彦は当時に思いを馳せていた。
ロケ終了後に、佐沼高校美術室にて、ロケを終えての感想などのインタビューに応えてもらった。
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Q.佐沼にいらっしゃっての率直な印象はどんなものですか?
空気がきれいだったり、緑がたくさんあったり、視界がすごく広かったり、気持ちいいところだなと思いました。でも寒さに関してはボディーブローみたいにジワジワッとくる感じですけど(笑)
Q.加藤さんのふるさとの原風景ってどんなイメージですか?また、そのふるさとの原風景が自分のどんなところに影響を与えていると思いますか?
僕は出身は名古屋なんですが、田舎と都会のバランスが取れているところなんです。ふるさとの原風景がどういう自分を作ったかっていうのはあんまり意識したことはないですけど、自分は名古屋でも比較的緑の多い自然に近いところで育ったんで、それが自然や田舎っぽいところを好む部分に影響を与えているのかなという気はしますね。
Q.「AKIRA」をご覧になっての感想は?また、そのほか日本のアニメに対しての意識は変わりましたか?
「AKIRA」という作品よりも、今回のロケで大友さんの人柄が面白いっていうのはすごく感じましたね。文集でも何でも、大友さんが書いたひとつひとつが印象に残るんです。そういったものを見ると、「ああ、大友さんの作品の中のこのセリフは高校時代に既に持ってたんだろうなあ」なんてことを感じましたね。
日本のアニメ、「ジャパニメーション」っていうのは、いろんな意味で本当に世界一だと思うんです。今はたまに実写じゃないかっていうくらい3Dの技術が発達してるんで、今や外国の方が日本のものは何かって聞かれたときに「スシ」じゃなくて「アニメ」っていうくらい浸透してるんじゃないかな。本当にすごいと思います。
Q.今回のロケで大友さんの魅力は更に深まりましたか?
それはもう、すごく感じましたね。大友さんのアニメってちょっと構えちゃうところがあると思うんです。でも今回この番組で大友さんの人物像を見ていただければ、もっと気軽に触れられると思いますよ。
Q.加藤さんから見て、少年時代の大友克洋ってどんな人だったんでしょう?
実は今回ロケを終えてよくわからなくなりました。ロケに来る前まではひとり部屋に閉じこもって絵ばっかり描いてるイメージがあったんですよ。でも意外にやんちゃな面をもっていたり、写真を見るとひとりだけロン毛だったり・・・かと思うと、何か企んでいるような顔をした写真もありましたし。うまく言えないんですけど、大友さんの作品それ自体がご自身なのかなとも思うんですよね。作品に象徴されるように、いろんな面があって掴めないんですよね。
Q.ふるさとの原風景というものが大友克洋に与えた影響って何だと思いますか?
難しい質問ですけど・・・田舎に生まれたってことが大きかったんじゃないかなと思います。何もないところにいたら、「ここにこんなものがあったらいいな」と思いますよね。そういうことが大友さんの作品には反映されてるんじゃないでしょうか。それがビルだったり、バイクだったり、「都会」というものに対しての憧れみたいなものがあったんだと思います。だから、もし都会に生まれてたら今の大友克洋はなかったかもしれないですよね。ご本人は、自分の作品の中で、自分の夢を実現させていくという、すごくシンプルなことを繰り返してきただけで、意外と佐沼にいたときと本質は何も変わってないのかもしれませんね。
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