インタビュー
宮城ロケ終了 (2005.01.18)
事前インタビュー (2004.12.16)

「ジャパニーズ・クール!」宮城ロケ終了!(2005.01.18)

テレビ朝日系列のKHB東日本放送が全国ネットで送る番組「ジャパニーズ・クール!」のナビゲーターを務める俳優・加藤晴彦。アニメ界の巨匠・大友克洋の足跡を追う宮城ロケが1月18日(火)に行なわれた。

宮城ロケ
昼過ぎに今回のロケ地である迫町に到着した一行は、大友克洋とともに少年時代を過ごした白石勝男(しらいし かつお)氏の案内のもと、迫町でのロケを開始した。 白石氏から当時の話を聞きながら、よく遊び場として使っていた神社や、今はもうすっかりなくなってしまった鉄道の跡地、そして今も佐沼高校に残る大友克洋に関する資料を見て、ナビゲーターである加藤晴彦は当時に思いを馳せていた。


ロケ終了後に、佐沼高校美術室にて、ロケを終えての感想などのインタビューに応えてもらった。


加藤晴彦 .
Q.佐沼にいらっしゃっての率直な印象はどんなものですか?

 空気がきれいだったり、緑がたくさんあったり、視界がすごく広かったり、気持ちいいところだなと思いました。でも寒さに関してはボディーブローみたいにジワジワッとくる感じですけど(笑)

Q.加藤さんのふるさとの原風景ってどんなイメージですか?また、そのふるさとの原風景が自分のどんなところに影響を与えていると思いますか?

 僕は出身は名古屋なんですが、田舎と都会のバランスが取れているところなんです。ふるさとの原風景がどういう自分を作ったかっていうのはあんまり意識したことはないですけど、自分は名古屋でも比較的緑の多い自然に近いところで育ったんで、それが自然や田舎っぽいところを好む部分に影響を与えているのかなという気はしますね。

Q.「AKIRA」をご覧になっての感想は?また、そのほか日本のアニメに対しての意識は変わりましたか?

 「AKIRA」という作品よりも、今回のロケで大友さんの人柄が面白いっていうのはすごく感じましたね。文集でも何でも、大友さんが書いたひとつひとつが印象に残るんです。そういったものを見ると、「ああ、大友さんの作品の中のこのセリフは高校時代に既に持ってたんだろうなあ」なんてことを感じましたね。
 日本のアニメ、「ジャパニメーション」っていうのは、いろんな意味で本当に世界一だと思うんです。今はたまに実写じゃないかっていうくらい3Dの技術が発達してるんで、今や外国の方が日本のものは何かって聞かれたときに「スシ」じゃなくて「アニメ」っていうくらい浸透してるんじゃないかな。本当にすごいと思います。


Q.今回のロケで大友さんの魅力は更に深まりましたか?


 それはもう、すごく感じましたね。大友さんのアニメってちょっと構えちゃうところがあると思うんです。でも今回この番組で大友さんの人物像を見ていただければ、もっと気軽に触れられると思いますよ。

Q.加藤さんから見て、少年時代の大友克洋ってどんな人だったんでしょう?


 実は今回ロケを終えてよくわからなくなりました。ロケに来る前まではひとり部屋に閉じこもって絵ばっかり描いてるイメージがあったんですよ。でも意外にやんちゃな面をもっていたり、写真を見るとひとりだけロン毛だったり・・・かと思うと、何か企んでいるような顔をした写真もありましたし。うまく言えないんですけど、大友さんの作品それ自体がご自身なのかなとも思うんですよね。作品に象徴されるように、いろんな面があって掴めないんですよね。

Q.ふるさとの原風景というものが大友克洋に与えた影響って何だと思いますか?


 難しい質問ですけど・・・田舎に生まれたってことが大きかったんじゃないかなと思います。何もないところにいたら、「ここにこんなものがあったらいいな」と思いますよね。そういうことが大友さんの作品には反映されてるんじゃないでしょうか。それがビルだったり、バイクだったり、「都会」というものに対しての憧れみたいなものがあったんだと思います。だから、もし都会に生まれてたら今の大友克洋はなかったかもしれないですよね。ご本人は、自分の作品の中で、自分の夢を実現させていくという、すごくシンプルなことを繰り返してきただけで、意外と佐沼にいたときと本質は何も変わってないのかもしれませんね。

「ジャパニーズ・クール!」ナビゲーター・加藤晴彦インタビュー
インタビュー中の加藤晴彦
テレビ朝日系列のKHB東日本放送が全国ネットで送る番組 「ジャパニーズ・クール!」のナビゲーター役を務めるタレント・加藤晴彦に番組用スチール撮影の合間を縫ってインタビューに応えてもらった。

インタビュー日時:2004年12月16日(木)
インタビュー場所:STUDIO LOFT(東京都港区海岸)


Q.日本のアニメの完成度の高さがいまや海外で認められていて、「ジャパニメーション」と言われていますが、普段アニメはご覧になりますか?

 今はそんなに見ることはないですけど、小さい頃に見ていた「機動戦士ガンダム」なんかはプラモデルをはじめ、「ガンケシ(※注)」みたいなおもちゃがありましたよね。それと「銀河鉄道999」は、生まれて初めて買ってもらった自転車のデザインがそれだったんですよ。だから、身近に感じることはできましたね。
(※注「ガンケシ」…「機動戦士ガンダム」に登場する人型ロボットや戦艦などをデフォルメし、それをかたどった塩ビ人形のこと。)


Q.「ジャパニメーション」という概念が出来上がった背景には、石ノ森章太郎や、大友克洋といった巨匠と言われる人物がいますが、2人の作品はご覧になったことがありますか?

 石ノ森章太郎といえば、やっぱり「仮面ライダー」シリーズですよね。世代によってどれに思い入れがあるかっていろいろ分かれると思うんですが、「スーパー1」、「ストロンガー」、「アマゾン」・・・それに「V3」なんかも大好きでしたね。
 大友克洋は、もちろん名前は知ってますけど、作品をしっかり見たことはないですね。「AKIRA」って作品が有名なんですよね。これからしっかり見ますよ(笑)。


Q.今回の番組のテーマはそのタイトルの通り、「カッコイイ日本文化」なんですが、「日本文化」と言われてアニメ以外に何を連想しますか?

 僕は真面目に日本が大好きですし、「日本に生まれてよかった」って思うタイプなんです。例えば家の中に入ると、どうしても和室に惹かれますし、畳の上で大きく寝そべったり、あの匂いも好きですね。あとはお寺だったり、瓦屋根だったり、里山だったり、そういったものが持っている雰囲気がすごく好きですね。それと食べ物でいうとそばが大好きです。そば湯にはルチンっていう血管を太くしてくれる物質が含まれていて、そういうこともあってそば湯はこれでもかっていうくらい飲みますね(笑)。
中でも畳は好きですね。部屋を借りるときも、今はどうしても和室がない部屋ばかりなんで、以前は自分で畳を持ち込んだりしてました。将来家庭を持ったら住むところに和室は絶対欲しいですね(笑)。


Q.今回の番組のスタートは宮城県なんですが、宮城県についてどんなイメージをお持ちですか?

 仙台にはプライベートでよく行きますね。名物と言えば全国的に「牛タン」ですけど、初めて牛タンと出会ったのがひどい二日酔いの日で。地元の人がわざわざ気を遣って「牛タン弁当」を持ってきてくれたんですが、あの肉厚の牛タンはちょっと食べられなかったですね(笑)。それと、里芋を使った鍋がありますよね。芋煮っていうんですか?あれはすごくおいしかったですね。体もすっごく温まりましたし。何回も行ってる割に、その食べ物を知ったのはつい最近なんですよ。それと秋保温泉や松島も好きです。全国各地いろいろ行きますけど、宮城県仙台は一番よく行ってるんじゃないかな。「杜の都」と言われるだけあって緑が多くてホッとする場所なんです。