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| 「きっつ」 |

「きっつ」とは、宮城県などで「木製の倉・板倉」という意味の方言。語源は、「きひつ(木ひつ=木製の櫃)」と考えられる。 今回お邪魔した登米市は、宮城県の北部に位置し、広大な平野が広がる稲作地域。今でこそ数は減ってしまいましたが、旧南方町板倉地区には、収穫した米などを保管する木の倉が多くありました。「板倉」という名前が付いたこの地域で、30年以上も前から発行されているコミュニティー新聞があります。その名前は、まさに「きっつ」。方言が、名前として後世に受け継がれていました。 さて、「きっつ」の語源ですが、「きひつ」から発音が変化したものと考えられ、「木製の入れ物」という用途の共通性から意味が派生したものと考えられます。東北・新潟の各地に「きっつ」という方言はありますが、地域によって「木の桶」を指したり、馬や牛などのえさを入れる「かいばおけ」を指すところもあるようです。 子どものころ悪い事をすると、「物置に入れるぞ!」なんて怒られたものですが、この地域の人たちは、「きっつさ入れっと!」と言われていたそうですよ。夜は怖いですよねぇ、暗いし、静かだし…。「もうしないから、出してくれー(泣)!」そんな状況が思い浮かびます。
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