今週のことば






「けげしい」

「けげしい」とは、山形県などで「賢い、利口」という意味で使われる方言。語源は、古語の「けけし」と考えられる。
“賢い” といえば、ノーベル賞(単純です…)ですね。オワンクラゲの緑色蛍光たんぱく質の研究でノーベル化学賞を受賞した下村脩さん。この春、鶴岡市にあるクラゲの展示数日本一を誇る「加茂水族館」の“一日館長”として来館され、大変な賑わいだったそうです。
さて、「けげしい」の語源は、「けけし」という古語と考えられます。「けけし」は、平安時代の“源氏物語”にも出てくる非常に古い言葉です。ただ、当時の使われ方は、「研ぎ澄まされた賢さ」や「取っ付きにくい賢さ」のような、やや“近付き難い賢さ”という意味合いを持っていました。鶴岡の方では、そういった“角”が取れ、単に「賢い・利口」という意味で使われていると考えられます。
し、のたまわく、ふるきをたずねて、あたらしきをしる〜云々。庄内藩の藩校ゆかりの「致道博物館」では、小学生による「論語(ろんご)の素読会」が開かれています。漢字だらけの「論語」を手に、真剣な表情で読み進める子どもたち。ちょっと覗き込むと…、「レ点」や「一二点」など、懐かしい顔ぶれに再会しました!感慨にふけると同時に、「どの順番で読むんだっけ?」と記憶を辿ります。…温故知新。こんな大人には、カメラで写した漢文を日本語の読み順に勝手に並べ替えてくれるアプリでもあれば便利だなぁ・・・なんて。「けげしい」方、よろしくお願いします(笑)。