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「おへーりやる」 |

「おへーりやる」とは、福島県桧枝岐村などで、「日が沈む」という意味で使われる方言。語源は、「おはいりやる」と考えられる。 夏が来れば思い出す〜 はるかな尾瀬〜 遠い空〜の尾瀬の玄関口・桧枝岐村。今回は、東北最高峰・燧ケ岳(ひうちがたけ)のすそ野に広がる湿地帯・尾瀬を歩きました。桧枝岐には、福島県内でも一味違う方言が数多くあります。「のせ」は「緩斜面」、「ひったち」は「険しい山道」、「ぶっちゃる」で「腰掛ける」、「うーあぐ」で「大股(で歩く)」などなど。尾瀬沼への道のりの間だけでも、これだけの言葉が出てきました。 「おへーりやる」の語源「おはいりやる」。「お」「〜やる」は、敬語の一種です。つまり、太陽を敬って、「(地平線に)お入りになられる」と表現した言葉と考えられます。「やる」は、室町時代の狂言集にも出てくる表現で、当時の京都で使われていた言葉という事が分かります。 さて、尾瀬では"日の入り"もさることながら、"日の出"も幻想的です。この地域では、"日の出"のことを「おでやる」と言います。一面を覆う霧がほんのりと橙色に色づくと、水墨画のようだった景色が急に呼吸をはじめ、みるみるうちに鮮やかな水彩画へと生まれ変わります。そんな太陽の力を感じたからこそ、その動きを敬語で表現したのでしょうね。
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