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実用化へ前進 世界初“量子暗号”でゲノム伝送

2020年01月14日 18時32分

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盗聴が理論上、不可能な「量子暗号」を使い、数百ギガバイトを超える遺伝情報「ゲノム」データの伝送に東北大学と東芝が世界で初めて成功しました。東北大学東北メディカル・メガバンク機構と東芝は今回、仙台市青葉区の施設で遺伝情報「ゲノム」を解析し、約7キロ離れた東北大学の星陵キャンパスにある施設に光ファイバー回線で伝送しました。データは24人分で数百ギガバイトと大容量でしたが、解析した分から順次暗号化するシステムを新たに開発し、2回に分けた実験で解析完了後、いずれも2分以内に伝送を終えることができました。量子暗号通信では情報を暗号化しその解読に必要な「鍵」も光の粒子に載せて送ります。光の粒子は盗聴があると状態が変化し、「鍵」が壊れるため確実に盗聴が検知できるとされていて、医療データや金融取引など幅広い分野で実用化が期待されています。東北大学の長神風二特任教授は「距離を延ばす・スピードを上げる・通信量を上げる、そいいったところが技術的に期待される。情報を送るとともに結果について話し合ったり、多点間で話し合ったりといった応用ができると良い」と話しています。