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異例の暖冬 宮城・大崎地域で春の農業用水不足懸念

2020年02月14日 18時31分

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この暖冬の影響は冬だけで終わらないかもしれません。宮城県の大崎地域ではダム周辺の積雪が例年に比べて少なく、農業用水の不足を懸念する声が出ています。県内屈指の豪雪地帯である加美町の二ツ石ダム。例年、ダムの周辺では今の時期、約150センチの積雪があるといいますが、今年はまったくありません。大崎地方ダム総合事務所・佐藤和博技術次長「今年は(積雪が)かなり少なくて、どのダムでも1メートル以上少ないような状況になっています」一方で、ダムの水位は過去の平均を大きく超えています。つまり、これまで降った雪がすでに解け、ダムに流れ込んでいるのです。大崎地方ダム総合事務所・佐藤和博技術次長「山からの河川への自然流量が少なくなると考えられますので、そうしますと農業用水がそのままでは不足するという形になってくると考えられます」大崎地域のダムは例年3月から5月にかけて雪解け水を貯め込み、4月から8月まで田んぼの代かきや温度管理に使われます。雪解け水の不足が見込まれることについて、加美町の西部土地改良区からは早くも農業用水の不足を避けるため取水制限を求める声が聞かれました。加美郡西部土地改良区・鎌田寛一理事長「春先の水が必要な時期に取水制限をするなり、あるいは田んぼに入った水を節水しながら有効に使ってもらいたいというふうに思います」このような状況にダム事務所では農業用水を確保するため、冬場に放流する水の量を減らし、農繁期まで貯め込む方針です。