HOMEアンの風にのってバックナンバー00年5月27日放送分

アンの風にのって
毎週土曜 午前9:30〜9:45
放送内容

5月27日(土)

 「もの語り・みやぎ」

竹炭にかける夢

 みなさん、おはようございます。
今日の「もの語り・みやぎ」は強く!たくましい!
わたし、「孟宗竹」が、みなさんに一人の若者を紹介します。
どうか最後までおつき合いください。

 岩出山町に住む高橋博之さんは去年の3月に東京からUターンして、現在は両親とともに園芸栽培、稲作、農産物の加工などに取り組んでいます。 実は、高橋さん!岩出山町に帰ってきた時から、町の伝統工芸である"竹細工"とは別なもので、全国に地元の「竹」をアピールしたいとの思いから、今年の3月から本格的に竹炭を作っています。

 2月中旬から10トンダンプ6台分の土を自宅前の田んぼに運び、自分で窯を作り上げました。今は竹炭のほかにナラ炭を作っています。

アンさん
 「ごめん下さい。今何をしているんですか?」
高橋さん
 「炭を焼きまして、その取り出し作業をしているところなんですよ。」
アンさん
 「竹の炭って珍しいですか?」
高橋さん
 「最近よく出回っているんですけど、やっぱり木とは違う性質があって、注目されているとは思うんですけどね。」
アンさん
 「なんか(普通の)炭と違う特徴とかあるんですか?」
高橋さん
 「性質といいますと、例えば脱臭剤とか調湿剤とかで使われる部分で言いますと、竹のほうが中の空間の部分で、表面積じゃなくて容積の面で広いもんですから、そのへんで性質上優れていると言われてますね。」

 1回に1トンの竹を焼いて、およそ200〜300sの竹炭ができます。 火を入れてから炭になるまで2週間ほどかかります。窯の中に入って、炭を取り出すんですが、中はサウナ状態。実に大変な作業です。

 最初は炭焼きに反対していた両親ですが、今では炭の取り出し、袋詰めなどを手伝っています。

○父:啓市さんインタビュー
 「我々の年代はもう、余りにも昔のものを引きずってますからね。これよりも新しいものに挑戦っていうとできませんよね。 子供でないとできないものがありまして、そういう意味ではやっぱり頼もしい反面もあります。」

 若い高橋さんをバックアップしてあげようと、地元の商店も応援しています。こちらのお店では、高橋さんの焼いたナラ炭を使い、饅頭を乾燥させているほか、店内での炭の販売も行ってくれています。

 高橋さんは今日も竹を焼き続けます。
 竹の町!岩出山が自分の炭で活性化されることを夢見て!

||||||||||||| アンさんのコメント |||||||||||||

 高橋さんが作る竹の炭は、つやがあって美しさのある炭のような感じでした。
 西洋では炭の文化はありますが、竹の炭は日本をはじめ東洋文科の独自のものです。一見デリケートな表情には見えますが、その芯は静かな底力を持っているという印象をうけました。多少大げさでしょうが、竹の炭は日本をはじめ東洋文科のいいシンボルのように思います。
 今年の夏、宮城大学のゼミのいっかんとして、学生と私の古里カナダへフィールドワークに行きますが、その時にお土産に高橋さんの竹の炭を持っていこうと思っています。理由は2つがあります。一つは日本の文化の紹介になるからです。二つ目の理由は高橋さんの竹の炭の中には国境をこえる、ほかほかとした「もの語り」が包まれています。つまり親子の話です。息子さんが東京から帰ってきた時に、お互いに言葉にしにくい戸惑いはあったでしょう。それを乗り越えてお互いに支えあう炭焼き作業。親子のチームがうちとけあっていることは、作業場を見れば分かります。高橋さんの親孝行の姿を自分の中に包んでおきたいと思います。

 「ハイ!みやぎです」

さい帯血の秘密〜2回目

 皆さんは「さい帯血」をご存じですか? 「さい帯血」には血液をつくる細胞が多量に含まれており、白血病など血液の難病に苦しむ人への治療に効果的です。

 血液の難病に対する治療は、現在は骨髄移植が主流です。
 しかし、「さい帯血移植」の場合、骨髄と比べて移植可能な血液の見つかる確率が非常に高く、難病に苦しむ患者さんにとって大きな励みになっています。

 先月、さい帯血移植が東北大学医学部附属病院で行われました。
○患者家族インタビュー
 「骨髄バンクに登録して2年以上経っているんですね。それで、先生のほうからさい帯のお話があって、合うっていうことを聞いただけで、私たち家族はもう嬉しくって嬉しくって、良かったね、できればね、ということで願ってたらやってもらうことになりました。」

○主治医インタビュー
 「今回の患者さんもそうなんですけども、例えばこの患者さんの場合は2年以上(骨髄)バンクで待ってもぜんぜん合う人がいなかったわけなんですけども、そういう方の場合はこれからいくら待ってもなかなか合うドナー(提供者)さんが出てくる確率が低いわけですよね。さい帯血の場合はHLAの型(白血球の血液型)が1つとか2つとか合わなくても移植ができるというところが、骨髄とは違った大きなメリットでもあるので、そういうドナーがあまりいない方にとってはさい帯血がすごく大きな、魅力的なソースになっていくと思います。」

 「さい帯血バンク」は、さい帯血を数多く保存しておき適合する患者さんに迅速に提供する役割を担います。しかし、「宮城さい帯血バンク」はまだスタートしたばかりで採取した数も少なく、運営の面でも課題が多い状況です。

○県庁薬務課インタビュー
 「県としましても、宮城さい帯血バンクへの設備の購入に対して補助を致します。合わせまして本年度は、日本さい帯血バンクネットワークへの加入ということを最大の目標としております。また、厚生省から補助を受けられるように、県としても強く要請していくということを行っていきたいと思います。」

○土屋教授インタビュー
 「数としては非常に少ないんですけども、実際にはその100個を処理するだけの費用は、1検体当たり15万円と言われていて、まず今年度で既に1500万円の費用を必要としております。それで、収益事業を私たちもある程度する必要があるというようなことを考えているんですけれども、そのためには一般の方々が私たちの(宮城さい帯血)バンクに積極的に参加して頂いて、その中で盛り立てて頂いて、アイディアをいろいろ出して頂いて、そこの中で安定した収入のもとに運営できるかということを考えていかなければならないと思います。そのために協力して頂けるような方々を目下募集している最中です。」

 みなさんの「さい帯血移植」への理解が多くの命を救います。 現在も少しずつ命の絆が集まっています。

○提供者インタビュー
 「そのさい帯血で苦しんでいる人が少しでも助かれば嬉しいなと思います。それで、やってみて全然危険なものでもなかったし、ほんとに気軽にできたので多くの人がやってくれればいいなと思います。」

 宮城さい帯血バンクではみなさんの参加、ご協力をお待ちしております。 詳しくは、ご覧のところまでお問い合わせ下さい。

= 問合せ先 =

◆宮城さい帯血バンク
TEL/FAX 022-275-2113
E-mail miyagicb@idac.tohoku.ac.jp

◆県庁薬務課
TEL 022-211-2653


||||||||||||| アンさんのコメント |||||||||||||

  2年間も病気に苦しみながら希望を持ち続けるという精神力は自分にないと思います。さい帯血移植のおかげで今後、長い期間待たなくても手術が受けられるようになりました。我々がさい帯血移植に理解を示して、協力することと施設が充実することが、今必要なのではないでしょうか。

3 県からのお知らせ

大会ボランティア参加者募集

 21世紀幕開けの年「2001年」、「新世紀みやぎ国体」と「第1回全国障害者スポーツ大会」が開催されます。この2つの大会の運営を支えるのは、みやぎスポーツボランティア「ケヤッキークラブ」。大会開催までの事前PRを行う「広報スタッフ」の皆さんが既に活動を始めています。

広報スタッフ
 「6月30日まで、来年の大会を支えてくれる仲間を募集しています。皆さんのご応募をお待ちしています!!。」

 「新世紀みやぎ国体」と「第1回全国障害者スポーツ大会」の運営を支えていただく、ボランティアの募集は6月末日まで。
 詳しくは電話、022-715-0393までお問い合わせ下さい。

「みやぎスポーツボランティア募集」
募集期間:平成12年6月30日まで
(問)大会実行委員会事務局
電話 022-715-0393


 
 
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