|
10月7日(土)
1 「もの語り・みやぎ」
―仙台市「伝統の技!畳職人」
突然ですが、皆さんのお宅には畳の部屋はどのくらいありますか? 最近の新しい家には、フローリングの部屋が増えてきて、昔ながらの落ち着いた、いい〜香漂う畳の部屋は少なくなってますよね〜
あっ、これは失礼。
今日の「もの語り・みやぎ」は私、『畳』が皆さんをご案内いたします。 畳の部屋が少なくなってるとはいえ、やっぱり日本人には私が一番合うんじゃないですか?
そうでしょ皆さん?
○街角インタビュー
「一部屋全部畳です。気持ちが安らぐって言うか、落ち着けるんじゃないでしょうかね。」
「ん〜ダニのこと考えればフローリングのほうがいいんだね。拭きやすいし、すぐ乾くし。」
そんなこと言わないで下さいよ、お母〜さん。 私、畳にも、長い間、日本人の心をつかんできた深い魅力があるんですよ。
こちら、仙台市にある八正(やしょう)畳商工には、 伝統の技を守り続けている畳職人がいます。
八幡正(やはたただし)さんは、この道50年の大ベテラン。 代々、畳職人の家系で、親父さんの背中を見て育ちました。
今、八幡さんが作っているのは、『拝敷き(はいしき)』というものです。 主にお寺などで、僧侶が仏前に座る時に用いられます。
実はこの『拝敷き』、ベテランの職人でも難しいほど、高い技術を要します。 また、ひと針ひと針、手縫いで寸法を確認しながら縫い上げるため
職人の技術はもちろん、時間もかかるのです。 それに普通の畳とは違い注文が少ないため、その技術を持つ職人も、 受け継ぐ者も少ないのが現状なんです。
昨年、八幡さんは県からその技術を表賞されました。 県内では20人ほどしかいない卓越技能者です。
八幡さんの作った『拝敷き』は、縁の紋様がきれいにまとまり、 たるみなく仕上がっています。流石、職人!見事です。
○八幡正さん
「難しいって、全部難しいです。手縫いで全然見ないで縫ってるでしょ。いわゆる勘です。 だから途中、小差しでちょっと測りながら縫っていくの。そして、またこの勘をつかんで縫っていって、そしてまた確認しながら縫っていくわげ。だからずっとは縫っていけないわけ。」
13年前、息子の正利さんも親父さんと同じ畳職人の道を歩み始めました。 そして、その技術は親から子へと確実に受け継がれています。 親父さんの姿は、息子の目にはどう映っているのでしょう。
○息子さん
「口は悪いですけど、腕はいいですね。あと、やっぱりあんまり誉めることしないんですけども。 やっぱり頭にくる時もありますけども、自分の師匠でもあるんで、それなりにうまくやってますけども。まだまだかなわないですもんね。やっぱり親父が出来て私が出来ないことっていうのは多々ありますもんね。」
最近では畳の製造もオートメーション化しており、 職人が手掛ける畳の仕事は少なくなってきています。 そんな中、八幡さんは、畳の技術もさることながら、気軽に畳の相談にのったりと
その人柄がお客さんに好評で、むしろ、仕事の量は増えているそうです。
○お客さん
「息子さんと2人ですからね、調子よく合わせてやってるもんですからね〜見てても微笑ましいですよ。後継ぎさんがいらっしゃってね。」
○八幡正さん
「まず、親から見ればまだまだだねぇ〜。だから、オレの丈夫なうちにちゃんと、手ほどき教えるわけでないけど、見てて覚えなさいっ!っていうんですけど。昔は見てて覚えろって言ったんだからね。期待することって、やっぱり、いわゆるお客さんは神様だから自分の技術をあまり過信しないで、お客さんに誉められるような、そういう親方になってもらいだいな。」
畳の良さを50年間伝え、守り続けてきた職人だからこそ 息子に対する、まなざしは厳しく、妥協を許さないのかも知れません。 畳は日本の気候風土にマッチした優れた敷物。と頑固に語る八幡さん。
今日の「もの語り・みやぎ」は畳一筋50年、頑固な畳職人のお話でした。
||||||||||||| アンさんのコメント |||||||||||||
畳は懐かしいです。外国人がそれを言うのはおかしいでしょうが、実は畳の材料になる『い草』は私の日本研究の原点です。11年前に熊本大学に留学した時に体験学習で『い草植え』をやりました。い草植えは機械化されていない農作業の一つで、全部人の手による大変な重労働です。その大変な重労働をやりながら、戦前、戦争中などいろんな話を聞いて、まるで窓から別世界を覗いているような気分になりました。い草、畳への強い思いがあるから八幡さんのような貴重な職人と出会うと、なんか鳥肌が立ってしまうのです。
今、日本では畳を使う家がだんだん少なくなっている中で、八幡さん親子を見ると、あの二人はほんとAMAZINGな、素晴らしい人物だなぁと思います。
2 「ハイ!みやぎです」
―いきいきSUNクラブ
最近は、人口の高齢化が進んでいて介護の問題などがマスコミでも頻繁に取り上げられています。県内では6人に1人が65歳以上の高齢者です。
しかし高齢者といっても元気で快適に人生を楽しんでいる人たちも大勢います。県や市町村などにより設立された宮城いきいき財団では、そんな元気なお年寄りのみなさんの、生きがいと健康づくりをお手伝いするためのネットワーク組織として「いきいきSUNクラブ」を運営しています。
「いきいきSUNクラブ」は有料の会員制クラブで、会員数はおよそ5千名。 豊富な情報とサービス、多彩な催し等の企画を会員の皆さんに提供しています。
様々な事業を通じて豊かな生活、ふれあいの場、ライフワークの提供を行なっています。
会員になるといくつかの特典が得られます。
会員の方にはご覧の会員証が発行され、様々なサービスが受けられます。 また、県内各種文化施設の入場割引券が配付され、いつでも気軽に芸術・文化を楽しむことが出来ます。
こちらの事務局では、生活に役立つ情報やイベント情報、旅行企画、スポーツ大会などの情報 を満載した「いきいきライフみやぎ」を年4回発行し、会員の皆さんにお届けしています。
県内各地の隠れた穴場や、県内で開催される催しのご案内など、分かりやすい内容で 紹介していますので、毎回会員の皆さんには好評です。
○宮城いきいき財団 事業推進課 主濱正一さん
「メリットの一つは年4回お届けします、『いきいきライフみやぎ』こちらでいろんな情報が得られると言うことが一つだと思います。もう一つは同世代の会員の方々がほとんどでございますので、ちょうどいいお仲間の方々といろんなイベント、あるいは旅行会、ハイキング等楽しめるということだと思います。」
会員の皆さんはいずれも元気な高齢者ばかりです。 職業、地域をこえて、新しい出合いや交流も生まれます。 海外旅行や国内旅行、ハイキングや登山をしたり、ニュースポーツを楽しんだりと
みなさんとても充実しているようですね。
○宮城いきいき財団 事業推進課 主濱正一さん
「登山などですと、かなり危険なケースもございますので山岳連盟の役員さんに同行をお願いしたり、あるいはハイキングですと現地の自然保護委員のような方々をお願いしましてですね、普通のハイキングよりは違う、深い楽しみが味わえるような企画にしております。」
先月、中国旅行に参加した会員の皆さんが仙台空港に帰ってきました。 皆さん旅の疲れも感じさせることなく、元気いっぱいで旅の思い出を話していました。
○参加者
「(いいところは)同じ年代が多いということと、やはり僕らの年代に配慮してくれる旅を企画してくれる、こういうところがやはりいいんじゃないでしょうか。あんまり無理のない(旅を)。楽しいですね。」
「親切だし、事務所そのものも四季にわたってちゃんと(情報誌を)送ってくれるでしょ。あと、旅行の日程も早めに立てて、早め早めにしてくれるから、こちらも旅行したいときは早めにそういうのを見て準備してるから、そういう点でも楽ですね。」
世界一の長寿国日本。これからの長い人生を健康で明るく楽しく過ごしたいものです。
「いきいきSUNクラブ」では、一緒に旅行やスポーツに参加できる、元気な仲間を募集しています。宮城県にお住まいの55歳以上の人なら誰でも入会できます。
年会費はお一人の場合3000円。ご夫婦の場合4000円です。
インターネットホームページでも様々な活動についてご紹介していますのでぜひご覧下さい。
入会に関して詳しくは、いきいきSUNクラブ事務局までお問い合わせ下さい。
『いきいきSUNクラブ』会員募集
対 象:宮城県在住 55歳以上の方
年会費:1人3,000円 / 夫婦4,000円
問合せ:いきいきSUNクラブ事務局 電話022-219-1171
ホームページ http://www.nenrin.or.jp/miyagi
||||||||||||| アンさんのコメント |||||||||||||
ほんとに元気な皆さんばっかりですね。私も第2の人生にはいったら、いきいきSUNクラブのメンバーになりたいと思います。人間は何かに夢中になって、それが毎日のエネルギーにつながっていくと思います。皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。
3 県からのお知らせ
| (1)ごみ減量化・リサイクルの推進 |
|
県民一人あたりが出すゴミの量は、一日で1キログラムを超えています。 増え続けるゴミを減らすには、皆さんが今すぐできることから実行していただく必要があります。
例えば、買い物袋を持参したり、詰め換え用の商品やリサイクル製品を利用したり、品物の包装を簡単にするなど、生活習慣を見直し、ゴミの減量と資源のリサイクルに御協力願います。
|
| (2)宮城県美術館の特別展『小林正人展』 |
|
宮城県美術館で今月15日まで開催している「小林正人展」のご案内です。小林さんは、日本の現代美術を代表する画家で、現在ベルギーにお住まいです。小林さんの制作技法は独特でキャンバスを木の枠からはずして、素手に絵の具をつけて描きます。すばらしい作品の数々をぜひご覧ください。
|
|
《宮城県美術館の特別展》
「小林正人展」 10月15日(日)まで
10/15 午後2時から
「作家レクチャー」:作家本人が展示画について語ります。
[問]宮城県美術館(仙台市青葉区) 電話022−221−2111
|
|