HOMEアンの風にのってバックナンバー 01年1月20日放送分

アンの風にのって
毎週土曜 午前9:30〜9:45

放送内容

1月20日(土)

1 「もの語り・みやぎ」

 ―白石市『小原の寒くず作り』

 みなさん、おはようございます。
 今日の「もの語り・みやぎ」は、 わたし『くずの根っこ』が皆さんに、 山あいの村で行なわれてきた昔ながらの寒くず作りをご紹介します。

 白石市の市街地から12キロほど山奥に入ったところに小原地区があります。 温泉で有名な小原の山々には昔から良質のくずが繁殖しています。 ちなみに私『くず』は野山の日当たりのいい所に生えている、つる性の落葉植物なんです。

 小室信利さんは現在でも寒くず作りを続けている数少ない人の1人です。 一時は途絶えた寒くず作りですが、平成9年に農村の活性化事業の一つとして復活しました。

 実は私、冬を越すために12月から1月にかけて体中にたくさんのデンプンを貯えているんです。 だから、小室さんも冬場にこうやって私を掘り起こしてくれるんですね。

 山から採ってこられた私たちは細かく切られます。 根っ子といっても結構、太くてたくましいんですよ。

○小原地区寒葛生産組合 組合長 小室信利さん
 「極端な話し、白いどいいんだね〜。切った時に。大体はいいどご掘ってくるんだげれども。」 そして、もっと細かく粉砕機でつぶされ、繊維状までにされるんです。

○小室さん
 「繊維がバラバラになってっから、水さ溶けるわけなんだね。」

 こうして水に溶け出たデンプンは樽の中でゆっくりと沈澱し、時間をかけて取り出されます。 ほら、水を抜くと底の方に白っぽいものが見えてきたでしょ。 まだ、不純物が混じっていますが、これがデンプンの固まりくず粉です。

 ろ過と沈澱を繰り返すこと数日、純度100%の、まさに純白のくず粉が出来上がります。 そして、これを陰干し、乾燥させて『小原の寒くず』は完成です。 およそ1ヵ月、手間ひまかけて作られます。

○小室さん
 「米の値段よりいいっつうことで、みんな堀かたしたような話だがら。ここ(小原)で米なんかっていったら山間地だからね。なかなか(採れない)ね。 」

 くず粉は昔から、発汗や解熱などに効果があると言われよく用いられてきました。 でも最近では、くず粉を使った温麺も登場し、健康食品としても人気なんです。 コシの強い麺と、独特のとろみがあんかけぴにったり! その他、様々な『くず料理』が地元のお店で食べることができます。

○小原地区寒葛生産組合 組合長 小室信利さん
 「おそらく日本では純粋な、ほんとの純度100%の『くず』っていうのは少ないんでないがなぁと思うんで。小原のやつはほんとの、くず粉だげの『くず』なもんだから、お客さんに喜ばれるんだね〜。それでやっぱり『い〜や、小原な(くず粉)はいいなぁ〜』って言わっちゃときが一番、嬉しいね〜。」

 100kgのくずの根から採れる「くず粉」はわずか7kg。 昔ながらの方法で手間ひまかけて作られる「小原の寒くず」には 作り手のこだわりが込められています。
 きっと今年も立派なくず粉が出来上がることでしょう。

||||||||||||| アンさんのコメント |||||||||||||

 自然にあるものをうまく利用した寒くず作りを見て、いざとなった時の力を感じます。
 小室さんの姿を見て幼い頃を思い出しました。開拓者であった父が自然に生えるものをどう利用するのかをいろいろ教えてくれました。例えば木の実やきのこ採り、そして罠づくりを教えてくれました。そういったものを食料や薬代わりに使ったりしました。当時、私は子供だったので謎のお父さんだと思っていました。なんで父はこういうことにこんなに熱心なのかは全然理解できなかったんですが、家を出て小室さんのような方と出会えたお陰で、父が我々に生活の知恵を伝えようとしたことに少しづつ気づき始めています。
 自然と共に生きる力を身につけている小室さんは素晴らしいと思います。生活の知恵が生き生きと次の世代に受け継いでいけばいいと思いますね。


2 「ハイ!みやぎです」

 ―インターネット博覧会

 最近、テレビや新聞で、ITという言葉をよく耳にします。 ITとは「情報技術」の意味でインターネットの活用が代表的なものです。 インターネットは世界中に広がる情報のネットワークで利用するにはパソコンが必要です。

 学校教育の現場でもパソコンを取り入れた授業が行なわれ子供達は国境のないインターネットの世界に自由にアクセスしています。 インターネットを利用している世帯が年々増えていて 県内のおよそ4分の1の世帯で利用されています。

 こちらは県が事業を委託している 高齢者生活協同組合のパソコン教室です。全くの初心者だった皆さんが インターネットを自由に使いこなしています。

 今日は21世紀の新しい時代にふさわしい『インターネット博覧会』をご紹介します。

 昨年12月31日にインターネット博覧会、略称インパクが開幕しました。
 インターネット博覧会は2001年、新しい千年のスタートの年を記念し、 1年間インターネット上で開催される博覧会です。 全国から200以上のパビリオンが集まりさまざまなテーマで公開されています。

 宮城県でも『食彩の国〜海山大地の恵み、過去から未来へ〜』をテーマに インパクに参加しています。食べたり作ったり、学んだり、いろいろな「食」について 多彩で豊かな食材に恵まれた宮城から世界へ発信しています。

○宮城県知事 浅野史郎
 「みなさんこんにちは。宮城県知事の浅野史郎です。『食彩の国〜海山大地の恵み、過去から未来へ〜』というこのパビリオンにようこそいらっしゃいました。開けてご覧になって分かりますようにたいへん魅力的なサイト(パビリオン)になっております。ですからこれは何回も何回も繰り返しお訪ね頂いても、決して飽きさせることがないそんなサイトなんですね。私も覗いてみましたけれども、これはついつい夢中になってしまいます。」

 それでは、宮城県パビリオンの見どころをご紹介しましょう。

 食について学ぶコーナーでは歴史や健康、そして食の未来について楽しく学ぶことができます。 私たちの身近な食をもう一度見直してみるのも面白いですね。

 また、こちらは体験者を募集して県内各地で実際に食材を作ってみようという とってもユニークなコーナーです。 パソコン教室に参加した皆さんも時間の過ぎるのも忘れ宮城県パビリオンに夢中でした。
 このように占いや、掲示板での食コミュニケーションなど食をテーマに 多彩なイベントが盛りだくさんです。

○参加者インタビュー
 「クイズをやりましたら、お餅のところが出てきまして、全国的なのにずんだ餅とかが出てきましたので、『あっ、やっぱり宮城県はすんだ餅が有名なのかしら』と思いまして身近なものに感じました、インターネットというのが。」 「全国のが見れれば、『あっ、あそこに旅行してみたいな』とか『あっ、こういう所なんだ』って分かれば、ちょっと旅行の計画の中に組み込んだり、なんか思いながら見てました。」

 インターネット博覧会は、今日ご紹介した宮城県パビリオンはもちろん多彩で楽しい内容がいっぱいです。まずは「インパク」を訪れ、新しい時代にふさわしい「インターネット」をどんどん活用してみてはいかがでしょうか。きっと生活を豊かにする道具になるはずです。

||||||||||||| アンさんのコメント |||||||||||||

 インターネットの中に博覧会をひらくのはとても新鮮で、いいアイデアですね。このページに紹介されている所へ一つ一つ訪ねて行こうと思えば大変ですが、ここにアクセスするだけで宮城県は食をはじめどれほど豊か手軽に発見できると思います。皆さんぜひアクセスしてみてはいかがでしょうか。

3 県からのお知らせ

第1回全国障害者スポーツ大会リハーサル大会
個人競技参加選手募集

 今年の10月に第一回全国障害者スポーツ大会が宮城県で開催されます。
 この大会のリハーサル大会が5月27日に開催されますが、現在、個人競技の参加選手を募集しています。募集している競技種目は、陸上競技、水泳、盲人卓球を含めた卓球、アーチェリー、ボウリング、フライングディスクです。応募資格は、県内にお住まいの身体障害者手帳をお持ちの方、または療育手帳をお持ちか、その取得対象に準じる方で13歳以上の方です。
 今年の4月1日までに13歳になられる方も対象です。申込方法は、市町村及び県の各保健福祉事務所で配付する参加申込書に必要事項をご記入のうえ、実行委員会事務局まで郵送願います。このリハーサル大会での記録は10月の全国大会の選手選考の参考となります。

 

 
 
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