HOMEアンの風にのってバックナンバー99年4月17日放送分

アンの風にのって
毎週土曜日午前9:30〜9:45



4月17日(土)

1 「もの語り・みやぎ」

―大和町・義肢装具づくり

  宮城県大和町に、ケガや病気で失われた身体の一部や機能の代わ りをする義肢装具を作っている小野義肢製作所がある。 ここで働く小嶋英和さんは、去年千葉県で開かれたアビリンピ ック(全国障害者技能競技大会)に初参加して、見事に「義肢の部」で金賞に輝いた。 小嶋さんは、名取市の自宅から大和町の会社まで、毎日1時間 半かけて車で通勤している。 小嶋さんは、2歳の時、掘りごたつで大やけどを負い、義足を装着した。成長し、次第に自分の義足を自分で作ってみたいとの思いにかられ、高校卒業後宮城障害者職業能力開発校へ進んだ。 福祉機器科で2年間学び、義肢装具士となった。 ここ小野義肢製作所で働く人は、皆さん障害を持った人だ。義肢はさまざまで、一つ一つが手作り品。患者さんの身長や体重によ っても作り方が違ってくる大変な仕事だ。 小嶋さん「骨折した人なら早く治ることを祈り、義足なら義足だと気づかれないようなものを作りたい。」 小嶋さんは、自分が障害を持っているからこそ、障害者の悲しみや苦しみがよくわかる。わかるからこそ、完璧な義肢装具を作りたいと言う。 先輩の小山秋雄さん「熱心で、仕事や勉強を一生懸命やっているので、将来が楽しみです。」 副社長 渡邉功さん「ある程度伸びてきた。関係の病院の先生にかわいがってもらって、指導をよく理解してがんばってもらいたい。」 小嶋さん「自分を指名して、作ってくれと言われるような良い仕事をしたい。」 がんばれ!

アンのコメント―カナダでは、幼稚園から障害者と一緒に生活します。 高校時代日本に留学したら、回りに障害者の人がいないので驚きました。でも最近は変わってきたようで、良いことです。 同じ人間だから、同じ学校に通ったり、社会人として自然に人間同士として接することができれば一番望ましいと思います。

2 「ハイ!みやぎです」

―有機農産物等認証制度

  これまでの有機農産物は、表示基準が曖昧なままに流通してきた。 そこで、宮城県では、県内で生産される有機農産物について、栽培方法や表示方法についての統一化を図る「有機農産物等認証制度」を、4月からスタートさせた。 認証は5段階となっている。

有機農産物
  1. 化学合成農薬、化学肥料または化学合成土壌改良資材を使用していないこと。
  2. 1の期間が3年以上経過していること。
  3. 堆肥等による土づくりが行われていること。
無農薬
無化学肥料
栽培農産物
  1. 化学合成農薬、化学肥料または化学合成土壌改良資材を使用していないこと。
  2. 土づくりは有機農産物と同じ。
無農薬
減化学肥料
栽培農産物
  1. 化学合成農薬を使用していないこと。
  2. 化学肥料を慣行の5割以下に減らしていること。
  3. 土づくりは有機農産物と同じ。
減農薬
無化学肥料
栽培農産物
  1. 化学肥料を使用していないこと。
  2. 化学合成農薬を慣行の5割以下に減らしていること。
  3. 土づくりは有機農産物と同じ。
減農薬
減化学肥料
栽培農産物
  1. 化学合成農薬を慣行の5割以下に減らしていること。
  2. 化学肥料を慣行の5割以下に減らしていること。
  3. 土づくりは有機農産物と同じ。

 宮城県農業振興課 武田忠さん―「生産者にとっては、認証を受けることで付加価値が付き、有利 に販売できる。消費者にとっては、安心して購入することができる。また、農薬や化学肥料削減による環境への影響低減も効果として期待できる。」

 宮城県田尻町で20年前から有機農法に取り組んでいる佐々木 陽悦さん―「第3機関、とりわけ自治体が認証するということで、消費者への保証ができる。一定の物差しによって認証されることで、 有機農産物、特別栽培農産物を栽培しているものにとっては、 まがい物は排除されるので、評価できる。」

 宮城県農業振興課 武田忠さん― 「水稲・春野菜の生産登録受付は終了。秋野菜の登録を5月中 受け付けています。多くの生産者に活用していただきたい。」

アンのコメント―6年前、全国環境保全型農業推進会議が発足しました。私はその メンバーの1人です。これは、環境を配慮する農業を推進すると いうものです。思ったより現場では定着するようになりました。 問題は販売の方にあります。消費者は本当に有機栽培されたもの かわからない。この制度で、前進すると思います。 できたばかりで問題もいろいろ出ると思いますが、早く定着してほしいと思います。


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