HOMEアンの風にのってバックナンバー99年7月17日放送分

アンの風にのって
毎週土曜日午前9:30〜9:45


7月17日(土)

1 「もの語り・みやぎ」

―少年補導員ボランティア

  もうすぐ子供たちは夏休みです。夏休みは、期間が長い・勉強から開放される・レジャーなどで外出の機会が多いことなどから、少年犯罪、特に万引きで補導される少年少女が増加します。

  地域の子供たちの犯罪を未然に防ぐために、警察活動に協力している人たちがいます。警察から委嘱を受けた少年補導員のみなさんです。少年補導員は、子供たちが万引きや迷惑行為などの非行に走らないように、店内や電車などを巡回します。

  石垣ミヤさんは、少年補導員として長年にわたり地域活動に貢献し、先月、警察庁と全国少年補導員協会から少年補導栄誉金賞を贈られました。

  この日は、少年非行防止のビラを街行く人たちに配っていました。

  泉警察署 生活安全課長 渡辺親市さん「地元の行事などの広報なり、パトロール、巡回を一緒にしていただいています。大変私どもは助かっているということです。」

  万引きの場合、男子で多いのは「マンガ本」や「ゲームソフト」、 女子は「化粧品」「アクセサリー」などが多くなっています。

  石垣ミヤさん「20年前は万引きなんてあんまり無かったような気がしますね。この頃ですね、万引き万引きって騒ぎ始めたのは。 本当に基本的な人間性を作り上げるようなですね、家庭が必要じゃないですか。」

  子供たちが「万引き」するのには、それなりの「背景」と「原因」があります。大人は「なぜ盗むのか」「なぜ盗んだのか」だけを責めないで、その背景にある原因を洞察することが大切です。叱ったり、折かんしたり、悲しむだけでは解決しないことを理解して下さい。


  泉警察署 高橋とし子さん「最近、子供たちが恐れられていますけれど、実際私どもが声をかけて危険な思いをすることはございません。皆様方にも挨拶で結構です、早くお帰りなさいとか、さようならとか、おはようとか、そういうことをみんなで声がけしていただいて、地域の子供を見守るということが大事だと思います。それをボランティアの方々は積極的に行って下さっているんですね。」

  地域ぐるみで、子供たちに非行をさせない環境づくりに努め、不審な少年少女を見かけた場合には、人の子もわが子と思い「愛の一声」をかけて、非行を未然に防止しましょう。

〜 アンのコメント 〜

  石垣さんと他の少年補導員のボランティアの方々の仕事は、大変すばらしいと思います。
 口で少年犯罪の批判とか評論はいろいろ出来ると思うんですが、実際行動し、若者へ手を差し伸べようとしていることは偉いと思います。出来そうで出来ないことですからね。
  カナダでは、少年犯罪のパーセンテージは日本より高いと言われています。VTRの中でも触れましたが、少年犯罪の裏には何か原因があると、カナダでもよく言われています。カナダでは、少年犯罪イコールHELPの叫びとよく言われているんですね。 つまり、助けてほしいというサインを出しているということなのです。
  若者へ素直に耳を傾けることはとっても重要だと思います。説教ではなく、心を開いて日ごろ何を考えているか、素直な真っ白な心で彼らの話を聞くことは、何より大事じゃないかなと思います。

2 「ハイ!みやぎです」

―ことりはうす

  宮城県蔵王野鳥の森 自然観察センター「ことりはうす」は、野鳥の生態をさまざまな角度から紹介することで、自然の成り立ちや生命の大切さを学ぶとともに、自然保護に対する理解を一層深めてもらう施設です。

  館内には、蔵王の自然を紹介するコーナーや、蔵王のブナ林の夏と秋、水鳥たちが集まる春の蒲生干潟や、冬鳥の楽園、伊豆沼・内沼など四季折々の自然を模型で再現し、そこに生息する野鳥を展示しています。
 2階の野外観察室では、「エサ箱」に寄ってくる数多くの野鳥の生態を観察することができます。

  また、自然について学習・体験し、自然とふれあいながら自然を大切にする心を育んでもらおうと、「自然教室」を開催しています。

  この日は遠刈田小学校の2年生31人が参加していました。
池の上に張り出した木の枝に付いている白い泡の固まりを指して、所長 伊勢脩さん「この泡の中には、モリアオガエルが産んだ卵が入っているんですよ。卵がかえって赤ちゃんが生まれたら、下の水に落ちるようにしてあるのね。すごいでしょ。お母さんは木の上で生活することが多いんですよ。ほら、あんな木の高いところにも泡があるでしょ。」

  子供たちも豊かな蔵王の自然と動物の生態に驚いていました。
女の子「鳥の鳴き声がきれいだった。」
男の子「きょうは初めて森の中にはいって、鳥を見たのがうれしかったです。」

  蔵王連峰では、多くの鳥たちがすばらしい自然環境の中で生息しています。あなたも蔵王の大自然の中を歩いてみませんか。
  野鳥たちの優しい鳴き声があなたを迎えてくれます。

  所長 伊勢脩さん「ここに来て、究極的には自然との共生とか、環境保全の大切さに気づいてもらいたい、知ってもらいたいということがあります。取りあえずは、自然とふれあってもらいたい。それで自然の素晴らしさを感じてもらいたいなあと思ってやっているわけですけど。出来れば親子で参加していただいて、お父さん、お母さんも一緒に楽しんでもらいたい。そんな風に思います。」

  人間と野鳥と森の命が、優しいハーモニーの中で過ごすひとときのために、「ことりはうす」はあります。
※ 「ことりはうす」 休刊日 月曜(休日除く) 開館時間 9:00〜16:30
   TEL 0224−34−1882

〜 アンのコメント 〜

 環境破壊が進んでいる中で、蔵王「ことりはうす」のような、たくさんの小鳥が見られ、自然とふれあう場所があることは、とっても素晴らしいことだと思います。
  親子で一緒に、森や林に自然観察に出かけるチャンスが少なくなった現代では、やはり蔵王「ことりはうす」がはたす役割は大きいと思います。 子供の頃に蔵王で環境教育を受けることによって、環境にやさしい心を持った大人になるのではないでしょうか。
  子供たちに期待しています。やはり、次の時代は子供の時代ですから。


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