| HOME|アンの風にのって|バックナンバー|99年8月21日放送分 |
| アンの風にのって | ||||
| 毎週土曜日午前9:30〜9:45 | ||||
| 8月21日(土) 1 もの語り・みやぎ ―岩出山町の「ばんつぁん市」 おばさんたちがトウモロコシを収穫しています。このトウモロコシは、宮城県岩出山町の国道457号線沿いにある「ばんつぁん市」で売られます。どうして「ばんつぁん市」なのか? それは、運営スタッフの平均年齢が75歳以上と、全員が「ばんつぁん」だからです。 この「ばんつぁん市」は、今年の5月12日にオープンしました。 収穫したばかりの新鮮な野菜や山菜、加工品、季節の花や会員手づくりの手芸品などが、所狭しと並んでいます。 こちらのカゴは、96歳のばんつぁんが作ったものです。 ばんつぁん市 会長 千葉みゆきさん「四季を通じていろいろ出すのであれば、花も植え替えしてとか、いろいろなものを植えて、絶えず出せるようにしていかないとだめじゃないかなあと思ってますけどね。」 「ばんつぁん市」は、利益を目的とするのではなく、自分たちの生きがいづくりにと始められました。今では、お客さんと触れ合える「市」のある日が待ち遠しく、病気になるお年寄りも減ったそうです。また、お客さんの笑顔を思い浮かべると、農作業も楽しくなると言います。 お客さん 女性「朝に獲ったものだから新鮮ですね。新鮮だし安心して買えるっていうか、作ってる人の顔が見えますしね。」 お客さん 男性「いいね、新鮮でとっても。安いしっしさ、値段もね。」 新鮮な野菜を安く売ってくれるだけでも嬉しいのに、「ばんつぁん市」では、毎回、手づくりのお惣菜やお餅などがお客さんに振る舞われます。これもまた、深みのあるお味で大好評。 皆さんも一度、岩出山町にお越しの際は、地域で獲れた野菜や山菜など「なんだりかんだり」取り揃えている「ばんつぁん市」にちょこっと寄っていがいん!損はさせねがら! ※ 開催 毎週水曜日・土曜日 午前9:00〜午後3:00 〜 アンのコメント 〜 平均年齢が75歳。本当にすごいですね。本当にすごいパワー。 この前、静岡県の掛川市で農業フォーラムに参加して来ました。 日本社会の第一次産業である食糧生産者の評価などについて話してきました。 そこで一人の女性生産者が、こう言っていました。 「ここ50年間は、生産者と消費者の間で互いに顔が見えなかった。どちらも不安を持っていました。農業者は、自分が汗を流して心を込めて作った農産物を、本当においしく食べてくれているのかどうかがわからない。一方、消費者は、自分が食べているものが、本当に安全なのかどうかがわからない。」 そのため、残念ながら生産者と消費者の間のすれ違いというミゾが生じてしまいました。 岩出山町の「ばんつぁん市」は、本物のお互いの顔の見える、消費者と生産者をリンク・つなぐ、とっても有意義な活動のように思います。 本当にすばらしいです。 2 ハイ!みやぎです ―バリアフリー住宅相談 これまでの日本の住宅は、段差などが多いこともあり、お年寄りが転んで骨折するなど、家庭内の事故も年々増加しています。 そこで宮城県では、宮城県建築士会に委託して、今お住まいの住宅を対象とした、バリアフリー仕様への改造方法、施工、費用、法規、助成制度などの疑問に関する相談制度を設けています。 宮城県建築士会では、住宅の専門家である建築士を現地に派遣して、無料で相談に応じています。 宮城県建築士会 事務局長 二郷令三さん「今までの経験を踏まえて、こちらから売りつけるのではなく、あくまで相談者の身になって、それに答えていくというやり方を現在進めています。」 こちら、気仙沼市の内海さん方では、奥さんの足腰が弱ってきた2年前に相談・改装しました。 宮城県建築士会 真山美知代さん「このお宅では、バリアフリーは段差を無くすということだけではなく、リハビリにも使いたいという奥様のご要望を取り入れています。」 ○ 玄関ロビーと廊下の間の敷居を取って段差をなくした。 取った段差の分、鴨居を足して建具をそのまま使えるようにして、費用を安くした。 ○ 茶の間の段差はそのままにし、手すりをつけてリハビリに使えるようにした。もしもの時のために、稼動式のスロープを準備した。 ○ 廊下の手すりは普通より高い位置。人によって楽な高さが違う。よく相談して決めるとよい。 ○ お風呂には木のすのこを敷いて、段差を無くした。手すりも複数取り付けた。 内海勝郎さん「家内が転ぶのが不安でした。手すりが付いたお陰で、完全ではありませんが、一安心しています。」 内海忠子さん「バランスが崩れる時があるんです。手すりにつかまっていると、安心して歩けるんですよね。」 県内の約半数の市町村で、高齢者や障害者に配慮した住宅改良に対する補助事業を実施しています。 住宅改良をお考えの方は、市町村の担当窓口に確認して下さい。 ※ 宮城県土木部住宅課 TEL022−211−3253 FAX022−211−3297 宮城県建築士会 TEL022−262−2867 FAX022−262−4439 〜 アンのコメント 〜 私が生まれ育った家では、段差が全く無かったんです。今の住まいは、段差があってつまずくことがあります。 話は変わりますが、VTRを見てカナダの母を思い出しました。 専業主婦をしながらカナダ消費者協会の相談役をしていたことがありました。相談役の勉強会に出かけていたことも憶えています。母に言わせれば「何かを買う時に、消費者は自己責任を取る義務がある。」 しかし、その自己責任を取るための情報収集は、一人の人間の力ではとてもじゃないが無理です。だから消費者は、お互いに助け合わなければならないんですよね。 形は違いますが、宮城県のバリアフリー住宅の無料相談が、消費者の支えになっているということは、なかなかいいことだと思います。健全な社会づくりの一歩だと言えるでしょう。 3 県からのお知らせ
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