HOMEアンの風にのってバックナンバー99年11月27日放送分

アンの風にのって
毎週土曜日午前9:30〜9:45
放送内容

11月27日(土)

1 「もの語り・みやぎ」

利府町民バス

 わたし見た目はちょっと派手ですが、こう見えても「利府町民バス」なんです。先月10月12日に運行したばかりの若輩者ですが、きょうの「もの語り・みやぎ」の進行を務めさせていただきます。

 では、出発進行!
 子供たちが停留所に集まって来ます。

運転者 星清治郎さん、バスから降りて「おはようございます。今日は寝坊しなかったな。」
子供たち「おはようございます。」

 わたしの一日はとても元気な小学生を乗せることから始まります。どの子供も顔なじみばかりで、可愛くてしょうがありません。 バスの中には約20人の小学生。みんな元気です。

星清治郎さん「危ないから座ってね。次の停留所は利府郵便局前です。行ってらっしゃい。」

 どうしてわたし「町民バス」が運行されたのかといいますと、利府町では地形や、採算がとれないなどの理由で、公共交通機関が通っていなかった地域があったんです。そこで少しでも地域格差を解消するためにと、わたしが運行されました。

利用客 女性「タクシーよりずっと安くて、助かりますね。」
男性「年金生活者にとって、安い乗り物だっていうことが助かりますね。」

 よかった皆さん、喜んでくれて!何よりの励みになります。 わたしの料金は、どこで乗降しても一般が200円・小中学生が100円なんです。
 「町民バス」は加瀬沼―浜田漁港広場の間で運行していますが、一部フリーの乗降区間があって、その区間はどこでも乗れてどこでも降りられるんです。タクシーみたいでしょう。みなさん、どんどんわたしを利用しない手はありませんよ。

 そしてわたしには、まだまだ自慢があるんです。 これです!これ。 わたしは29人乗りのマイクロバスを改造したものなんですが、障害をもっている方が車椅子で乗車できるように、後ろにパワーリフトを装着しています。また、子供からお年寄りまで快適に乗り降りできるように、電動で出入りするステップも装着しています。

利府町 企画財政課 係長 荒海和則さん「本数的に今制限されている部分がありますから、全てに納得してもらっているかというと、いくらか了承してもらわなくちゃならない部分もあります。その辺を徐々に試行的にやっていきまして出来るだけ広い声に対応できるような町民バスとして、今後も運営していきたいと思います。」

 午後3時を過ぎると、朝乗った子供たちが公園で遊びながらわたしが来るのを待っています。

小学生 女子「町民バスができるまでは学校まで歩いて50分くらい。町民バスができてすごく楽になった。」
男子「いろいろな所に行けるし、加瀬から利府の町へのバスがなかったので、とても便利になったと思います。」

 そうなんです!わたしが運行されるまでは、子供たちは1時間も歩いて小学校まで通っていたんです。

運転手 星清治郎さん「単に運転手になっちゃうとやっぱり気持ちが離れるんで、お客さんの気持ちになるということを常々考慮しています。」
子供たち「運転手さん。これからもよろしくお願いいたします。」

 まかせておいて下さい!みなさん。これからもお客さんの立場になって安全で楽しい「町民バス」になるよう運転手さんと二人三脚で頑張りますから!
 ぜひ、みなさんも利府町にお出でのさいは、わたし「町民バス」をご利用下さるようお願いいたします。

〜 アンのコメント 〜

 利府町の町民バスのデザインは、華やかで一度乗ってみたい気分になりませんか。
 カナダではほとんどの学校は公立で、都市に住む学生はコミュニティにある学校に通います。小学校・中学校・高校は全部歩ける範囲にあります。
 利府町の町民バスは、役割をいっぱい果たし、いいと思いませんか。何よりお年寄りの行動範囲が広くなりました。そして体の不自由な方は、このバスのお陰でもっと自由に生きてゆけるのではないでしょうか。

2 「ハイ!みやぎです」

ケナフ栽培

 みなさんは「ケナフ」という植物をご存知でしょうか?
 「ケナフ」はアオイ科ハイビスカス属の一年草で、生長がとても早く、半年で4〜7メートルの高さになります。 「ケナフ」は木材と同等の紙を作れることから、森林資源の保護につながる他、普通の植物の5〜7倍もの二酸化炭素を吸収します。そのため地球の温暖化防止につながる植物として期待されています。 また、二酸化炭素だけでなく土壌中の窒素、リン酸、カリといった有機物を吸収する環境浄化機能もあります。

 河南高校の千葉浩三校長は、8年前に「ケナフ」の存在を知り、 生徒らと一緒に6年前から自宅の畑に2千本の「ケナフ」を栽培して、紙づくりに取り組んできました。
 今年の6月には河南高校に周辺にも「ケナフ」を植えて「ケナフロード」と名づけ、町の人たちにもPRをしています。

千葉浩三校長「今まで使ったことのない原料ですから、次々と新しい製品が誕生しているわけですね。ですからこれからも新しい製品が出てくる可能性はありますね。」

 「ケナフ」の茎は良質な紙や繊維製品の素材になることから、便箋やノート、ハガキの他に、油取り紙やティシュペーパー、掃除機用紙パックなどにも利用されています。 また「ケナフ」の葉も栄養が豊富で、香りがあり食品にも利用されています。

千葉校長が生徒に紙づくりの説明
1.「ケナフ」の皮をむいて1ヶ月位乾燥させる。
2.2〜3センチ位にハサミで切る。
3.鍋で2〜3時間煮る。
4.絞って叩く。
5.ダンゴ状になったものをミキサーにかけてほぐす。
6.パルプになるのですくうと和紙のような紙になる。

生徒「自分たちが刈り取ったケナフが、このように簡単に紙になると思わなかったので、とても驚いています。」

 千葉校長は「ケナフ」をわかりやすく紹介するため、「ケナフ」を原料にした紙を使って絵本を出版しており、イラストを用いて「ケナフ」の育て方や紙づくりの方法などを詳しく紹介しています。

※ 絵本の問合せ 農山漁村文化協会 03−3585−1141

 農林水産省でも「ケナフ」の栽培や収穫技術の研究を行っていて、製品化する企業も増えてきました。
 紙の原料として、環境を浄化する植物として注目される「ケナフ」。いま、個人やグループが取り組んでいる「ケナフ」の栽培は、ほんの小さな活動に見えますが、地球環境を守るための大切な一歩と言えるのではないでしょうか。

〜 アンのコメント 〜

 ケナフが栽培されているのは東南アジア、アフリカ、中国、アメリカ南部など温帯から熱帯地域まで幅広いんです。ケナフと馴染みのある方は少ないと思いますが、宮城・日本そしてグローバル社会にとってはとっても重要なものなんです。

 ケナフは2つの役割を果たしてくれるんです。
 1つめは二酸化炭素を吸収します。それによって地球の二酸化炭素を減らし、地球温暖化の防止に役立ちます。
 2つめは森林伐採が地球規模で進み、森が少なくなっています。緑が失われつつあります。伐採に応じて植林をしなければならない。しかし間に合わないのが現状なんです。 そこでケナフが注目され始めました。ケナフは生長が早く。1年ごとに収穫ができます。それだけではなくて、栽培もとても簡単なんです。家庭でできるほど簡単です。

 利用価値の高いケナフの普及はこれからですが、河南高校がいち早くケナフ栽培に取り組んでいることは、本当にワンダフル!で感心しています。これからの活動に期待しています。

3 県からのお知らせ

◎ インフルエンザの予防
■ うがい
■ マスクを着用
■ 十分な睡眠
■ 十分な栄養摂取
■ 人込みを避ける

※ インフルエンザの予防に関することは 最寄りの保健所 または 県庁健康対策課(TEL022−211−2634)

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