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森遥香

森 遥香

090 歴女の旅~鳥取・島根編~

2016年12月01日

今月、遅めの夏休みをもらい、歴女旅に行ってきました。

以前、滋賀県を訪れた際の歴女旅をブログに綴ったところ、
滋賀にお住まいの方から「ありがとうございます!」というお手紙を頂戴しました。

私なんかの歴史ブログにも反響があるのだなぁと、嬉しくなったので
今回も、歴女旅について書いてみようと思います。

旅のメインは、去年、天守が国宝に指定された松江城!!!

松江城

見よ!この侵入しにくそうな美しい天守!

国宝に指定される決め手となった、築城時期が書かれた祈祷札は、
貯蓄倉庫である天守の地階(地下)から発見されました。
地下には井戸もあり、篭城しても生活できるようになっています。
とても珍しい、さながら軍艦のような天守です。

見どころはそれだけではありません。
私が松江城内の中で最も訪れたかった場所。それは・・・火点!!!

火点とは、鉄砲などを構えて敵を待ち受ける場所のこと。

火点

これが松江城の火点。
普通、素通りするようなただの迫り出た石垣で、歴女はハイテンションになれるんです。

実際に行ってみると改めて分かりましたが、敵の目線で見ていくと、
(お城を訪れたときは、どう攻めるか考えながら見ると面白いですよ)
攻め落とすのはほぼ不可能なほど完璧な軍事設備。

マニアとしては、「こんな完璧な城、戦わずしてもったいない!」と思ってしまいました。
平和な時代が一番なんですけどね。


それと、以前からずっと行きたかった出雲大社にも行きました。

出雲大社

せっかくなので、出雲大社界隈のパワースポットを制覇しようと
白兎神社や八重垣神社にもお参りしてきました。

白兎神社
(古事記に出てくる因幡の白兎、有名ですよね)


それから、先の地震の影響が心配な鳥取県にも。

県庁で働いている友人に案内してもらいましたが、
三朝温泉に宿泊するため倉吉方面に向かっていくと、
まだ瓦屋根をビニールシートで覆っている住宅が目立ちました。
鳥取も冬は雪国。一刻も早い復旧をお祈りします。

鳥取では砂丘や青山剛昌ふるさと館などに行きました。

コナン
(絵を見るだけでどんな事件か分かるほど好きな漫画)


さて、ここからは番外編。仏女(※仏像が好きな女子)の旅です。
そのままフラっと奈良県にも行ってきました。

春日大社

20年に一度、社殿を修繕するため式年造替したばかりの春日大社

開門する朝6時半に向かうと、ひんやりとした空気が流れ、
森の中にある境内は神秘的な雰囲気。
(朝イチに寺社を訪れるのが好きです)

春日大社しか

神様の使いとされている鹿にも出会いました。

薬師寺

初めて訪れた薬師寺

国宝である薬師三尊像を見られて感激しました。
特に人気が高い、脇持の日光菩薩と月光菩薩。
流れるような曲線と煌びやかな装飾を纏いながらも、
気品があって気高さを感じました。
まさに「美」の象徴だと思います。

また、上の写真に映る鎌倉時代の建築物、東院堂も印象的でした。
禅宗の影響か、珍しく中は板張り。
安置されている四天王像(持国天・増長天・広目天・多目天)も、
それぞれ四方四神の方角に合わせて
顔に赤・青・白・黒の色が施されているんです。
当時の色褪せていない状態をぜひ見てみたい!

他にも、丁度公開されていた秘蔵も見てきました。

光明皇后を写したとされる「吉祥天女画像」です。
歴史の教科書で、誰しも一度は見たことがあるかと思います。

教科書で見たときは、タペストリーのようなものを想像していたのですが、
実際は、厨子の中に収められた50センチほどの絵。
こじんまりとしていて、吉祥天が可愛らしく見えてきます。
身に纏う宝飾も一つ一つが華麗で、まるでお洒落のカリスマのようでした。
見られてラッキー!


興福寺

最後は、訪れるのは3度目。興福寺です。
いつでも、何度でも、行きたくなるお寺の一つです。
紅葉の時期、京都は嫌になるほど混雑しますが、
奈良は意外と普段と変わらず、穴場なんですよね。

私が訪れた一週間後、国宝館の仏像などに液体がかけられる事件がありました。
どうしてそんなことができるのか、胸が痛みました。

仏像は、生み出した仏師やそれを守ってきた人たち、
そしてこれまで祈願してきた数え切れない人たちの想いが込められています。
過去に生きていた人たちと繋がれるものだと思います。

こんな悲しい悪戯が、二度とありませんように!