・ハルキウ復興の資金を募り演奏続けるチェロ奏者 ・戦闘が激化しているルハンシク州リシチャンシク、水道・電気止まり「市民は砲弾のクレーターから水をくむしか」

(ウクライナ軍兵士) 「準備完了、搭載完了です。脅かしてやる!」 これは、ロシア軍にむけて反撃するウクライナ軍戦車の内部映像です。

(ウクライナ軍兵士) 「我々は日中攻撃して、ロシア軍は夜に反撃してきます。その繰り返し」

そして、マリウポリの製鉄所では、今もなお、アゾフ大隊による抵抗が続いています。 ウクライナ東部ではウクライナ軍による反転攻勢が続いていました。 現在、ロシア軍が注力しているとみられているイジューム。 見渡す限り、砲弾によるクレーターができていました。 そこへ援軍が。低空飛行を続けるウクライナ軍のヘリです。 その後、ロシア軍の戦車は煙をあげ、兵士2人とともに逃げていきました。

一方、戦闘が激化しているルハンシク州リシチャンシクでは、水道や電気が止まっていました。

(記者) 「市民は砲弾のクレーターから水をくむしかありません」

クレーターに溜まった水はトイレ用に使うといいます。 市民たちは、ボランティアが自転車で運んできてくれる飲み水で命を繋いでいました。

そして、ロシア軍を押し戻す動きをみせていたウクライナ第2の都市・ハルキウ。 CNNによると、ウクライナ軍は13日、「ロシア軍はハルキウから撤退している」と発表しました。

(ハルキウ在住のチェロ奏者 デニスさん) 「ハルキウ州の大部分を奪還できたことはとてもうれしく思います」

ハルキウに住んでいる、音楽家のデニスさん。 デニスさんは、破壊されたハルキウの街を背景にバッハの曲を演奏し、その映像を公開。街の復興資金を募り続けてきました。

(ハルキウ在住のチェロ奏者 デニスさん) 「ビデオを撮影した日、3km離れたところで砲撃音が聞こえました。自分がいた隣の建物が破壊されたこともありました」

一方でデニスさんが感じたのは、市民のハルキウ復興への強い意志。 インフラが破壊されても、すぐに修理が始まっていたといいます。

(ハルキウ在住のチェロ奏者 デニスさん) 「砲撃の中でも修理していました。最も象徴的だったのは、砲撃中に花を植え始めていたことです」

デニスさんはこれまでに、砲撃を受けた州庁舎前や地下鉄など8カ所で演奏してきましたが、14日、最後の動画を公開しました。 現在は、他国からの支援を求めるために、リトアニアで演奏を続けていますが、今月末にハルキウに戻る予定です。

(ハルキウ在住のチェロ奏者 デニスさん) 「国内外でも、ハルキウへの支援(演奏)を続けていきたいと思います」

ハルキウでは、来週月曜から地下鉄などの公共交通機関を再開予定で、構内に避難している市民たちも、今後は宿泊施設に移動してもらう予定だといいます。 しかし、13日もハルキウの人道支援センターが破壊されるなど、連日砲撃が続いていて、12日には民間人2人が死亡しています。