22日に香港から来日した外国人向けの観光ツアー。23日は北海道の名所・小樽運河などを訪れましたが、これまで70回日本を訪れていた男性も円安や感染対策など日本国内の変化に「驚きの連続」でした。

 黄色い旗を先頭に現れた人々。物珍しいのでしょうか、郵便ポストの前でたたずんでいます。

 ガイド:「あちらまで歩いて行けますよ」

 目の前に現れたのは、北海道の名所・小樽運河です。彼らはコロナ以降、香港の団体ツアーとしては初めて日本にやってきた観光客。

 ガイド:「はい、こっち見て下さい。芸能人って忙しいですね」

 番組では香港の観光客たちに密着。10日に解禁された添乗員付きツアーの実態をひも解きます。

 注目したのは、ハイテク自撮り棒をクルクル回す男性。

 香港の観光客・ラリーさん(35):「実はコロナの前に買いました。初めて使う」

 これまでおよそ70回も日本に訪れたことがあるといいます。

 香港の観光客・ラリーさん:「(Q.いくら持ってきた)現金は…70万円」「(Q.円安はどう)たくさん円がチェンジできる」

 他の観光客も。

 香港の観光客:「例えば香港で買うと倍くらいの値段がするので、日本で直接買ったほうがいい」

 香港にとっても日本は円安状態。ここ数年、1香港ドルあたり14円ほどで推移していましたが、現在17円後半ほどで円安が進んでいるのです。財布のひもも緩みます。

 香港の観光客・ラリーさん:「お酒が好き。日本へ来る時はいつもグラスを探す。小樽はガラスで有名なので」

 6000円でガラスのおちょこをお買い上げ。さらに、フラッと店に立ち寄り、手焼きのイカを購入。まだ旅行2日目なのにドンドン買い込みます。

 地元の店は…。

 北一硝子・阿部涼子さん:「免税の金額を目指してお求めになる人が多い。5000円を超える人が多い」

 地元の店の人:「たくさん来てもらいたい。元に戻ってほしい」

 2年ぶり、海外からの観光ツアーは地元も観光客も大喜び。しかし、ある課題も浮き彫りになりました。

 観光客がランチに立ち寄ったのはすき焼きの店。アメリカ産の牛肉に舌鼓。特別サービスも受けたといいます。

 香港の観光客・ラリーさん:「その飲食店に来た初のツアー客ということで、和牛をごちそうしてくれた。とても柔らかくて高級な味だった」

 しかし、食事では息苦しさもあったと指摘します。

 香港の観光客・ラリーさん:「食べる時はグループ分けされて、誰がどこに座ったか登録しないといけなかった。海外から来た人たちはあまり慣れないと思う。常にマスクを着用しないといけないし」

 今回、解禁されたツアーは、すべての行程に添乗員が同行することや、ホテルや飲食店でも感染対策を徹底することが求められています。さらに。

 香港の観光客・ラリーさん:「日本に来る前にアプリをダウンロードしたり、手続きにすごく時間がかかったりすることが問題」

 ラリーさんいわく、無数の書類をそろえるだけで1週間かかったといいます。ツアーのガイドも。

 ガイド:「両国の手続きはもっと簡単になってほしい。(香港の隔離で)7日の旅行で2週間休まないといけないので大変」