ロシア人のおよそ4割がウクライナとの戦争での核兵器の使用は正当化されると考えていることが分かりました。

 ロシアの独立系の世論調査機関「レバダセンター」の調査によりますと、ロシア人の39%がウクライナとの戦争中に核兵器を使用することは正当化されると回答しました。

 アレクセイ・レビンソン社会文化研究部長が明らかにしました。

 レビンソン氏はプーチン政権のプロパガンダにより核兵器の使用が道徳的に許されると考える人が増えていると指摘しています。

 一方、「核兵器の使用は正当化できない」と考える人の割合は減少傾向にあります。

 23年4月には56%が正当化できないと回答していましたが、11月には半数以下となり45%となりました。

 また、ロシア人の56%はウクライナとの戦争はNATO=北大西洋条約機構との紛争に発展する可能性があると回答しました。