日本やアメリカなどG7(主要7カ国)の外相会合を主催するカナダのジョリー外相は、ウクライナや中東情勢など喫緊の課題に対してG7は「圧倒されてはならない」と結束を呼び掛けました。
カナダ ジョリー外相 「私たちは多くの課題に直面しており、共通の課題に協力して取り組む必要がある。G7外相として、私たちはこの時を迎えなければならない。その任務を遂行するのは私たち次第だ」
ジョリー外相は13日、G7外相会合の本格協議に先立つ開会のあいさつで、ウクライナ情勢などを念頭に「課題に圧倒されてはならない」「私たちG7が協力するべき時だ」などと訴えました。
ジョリー外相はまた、ウクライナの「公正で永続的な平和を実現したい」と述べ、今後のウクライナの支援体制などについて協議する考えを示しました。
アメリカのトランプ政権とヨーロッパ諸国では、ロシアへの対応で隔たりが大きく“トランプ関税”でも軋轢(あつれき)は深まっています。
6月にはトランプ大統領が2期目に就任して初めてのG7首脳会議が予定されていて、その下地作りとして一致した成果を打ち出せるかが焦点です。