夏休み初日の19日、北日本から西日本の広い範囲で晴れて、東北北部の梅雨明けが発表されました。山形市で37.5℃の猛暑日となるなど、各地で早くも危険な暑さとなりました。

■東北北部も梅雨明け 本格的な夏が到来

 19日は土用の丑(うし)の日。

客 「匂いに誘われて1時間半並びました」

 今年はウナギの稚魚が豊漁ですが、生育に時間がかかるため、価格を据え置く店が多くなっています。それでも、本格的な暑さに備えます。

客 「季節に合わせたものは高くても買って食べたい」

八ツ目やにしむら目黒店店主 松本清さん 「この酷暑、ウナギを召し上がって乗り切ってもらいたい」

 気象庁は、東北北部で梅雨明けしたとみられると発表。これで梅雨のない北海道を除き、すべての地方で梅雨が明けました。梅雨明けした三陸を代表する景勝地・浄土ケ浜も海開きです。

海水浴客 「結構晴れていたからいつ梅雨明けかと思ったが、梅雨明けしてよかった」

■夏休み始まる さっそく猛暑続出

 3連休初日。そして多くの学校で夏休み初日でもある19日、海やプールは家族連れでにぎわいます。

 県内では史上1位の暑さを観測した山形も、プール開きです。

 セミの声が本格的な夏の訪れを告げる東京都内。気温33℃を超え、子どもたちは水辺で涼をとります。

水遊びに来た人 「水遊び場以外は外で遊べないのでここはよく使っている」

 岐阜県高山市の風鈴まつり。およそ2000個の風鈴の音が飛騨高山の夏を彩ります。

参拝客 「とてもきれいな音で涼しい音がしていいと思う」

 山も多くの人出です。

 富士山の山梨県側「吉田ルート」。18日午後4時の時点で1400人を超える事前予約があったそうです。

埼玉から来た人 「本当に死ぬまでにやりたいことだったので超うれしいです」 千葉から来た親子 「(Q.どこまで行きたい?)もちろん頂上」 「頑張るぞ」

 20日からはさらに暑さが厳しくなる見込みで、熱中症に厳重な警戒が必要です。