11日、被害者の申し出がなくても警察が加害者への警告を可能とすることを盛り込んだ、ストーカー規制法の改正案が閣議決定されました。

 現行の法律では、警察が加害者に警告をするためには被害者からの申し出が必要ですが、中には報復を恐れて申し出をしない場合がありました。

 また、改正案では加害者がスマートフォンなどから位置情報を得ることができる「紛失防止タグ」を利用し、被害者の承諾を得ずに位置情報を得る行為なども規制されます。

 紛失防止タグを悪用した事案は去年1年間で370件の相談が寄せられ、今年は9月末時点ですでに去年を上回るペースで増加しています。

 警察庁は、新たな規制を盛り込んだ改正案を今の臨時国会に提出したい考えです。

(「グッド!モーニング」2025年11月12日放送分より)