自民党と立憲民主党の幹事長らが会談し、衆議院の議員定数の削減については与野党の意見を幅広く聞き、丁寧に議論していく方針を確認しました。

自民党 梶山国対委員長 「本来は各党各会派の意見を聞きながら、定数に関しては議論していくのが本筋だと思っています。それらも含めて維新との合意もできているものだと思っております」

立憲民主党 安住幹事長 「議会の定数の問題というのは特定の政党だけで決めるものではないと。2党(自民・維新)で決めるものではないですねということは認識は一致しました」

 定数削減を巡っては、自民党と日本維新の会との連立合意書では「1割を目標に衆議院の議員定数を削減するため今の臨時国会で議員立法案を提出し、成立を目指す」としています。

 ただ、与党だけで定数削減の議論を進めることには与野党から反発があり、高市総理大臣は「与党の考えを整理したうえで各党と真摯に議論する」と述べています。

 また、自民と立憲は選挙におけるSNS上での誹謗中傷や偽情報への対応についても議論しました。

 与野党の各党が参加する協議会を再開し、選挙運動の期間中に広告収入を伴う拡散を行うことへの規制も含め、来年の通常国会での法案提出も視野に議論を進めることを確認しました。