モスクワ郊外のクラスノゴルスク市。11日、高さ60メートルを超える柱の解体作業中に事故が発生しました。

 巨大なコンクリートの塊が地面に落下。その衝撃で大量のがれきと土砂が舞い上がり、周囲に降り注いだのが確認できます。

 解体されていたのは3年前に営業停止となったロシア唯一の屋内スキー場。2年前から解体工事が始まり、残すところはゲレンデを支える柱1本となっていました。

 そうしたなか、今回の事故が発生。3人がけがをし、飛んできたがれきで車140台が破損。周辺のマンションでも窓ガラスが割れるなどの被害が出たといいます。

 実は今回の現場では、これまでにもクレーンが倒れるなど事故が相次いで発生。請負業者の安全対策に問題があったとみて当局が調べを進めています。