アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙企業「ブルーオリジン」は、火星探査機を搭載した再利用可能なロケットの打ち上げに成功しました。

 日本時間の14日午前6時前、ブルーオリジンはアメリカ・フロリダ州のケープカナベラルから大型ロケット「ニューグレン」を打ち上げました。

 「ニューグレン」にはNASAの火星探査機が2つ積まれていて、探査機は火星に向かっています。

 将来の有人での探査に向けて火星の磁気圏などを調べるということです。

 また、打ち上げからおよそ10分後には再利用が可能なロケットの1段目を大西洋上の回収船に着地させました。

 ブルーオリジンが1段目の回収に成功したのは初めてです。

 今回の成功によって現在、民間の宇宙開発競争を圧倒的にリードするイーロン・マスク氏が率いる「スペースX」に並ぶことができるようになるか注目されています。