不適切な会計処理の疑いが相次いで発覚したモーター大手のニデック(旧日本電産)が都内で会見し、社長が謝罪しました。

岸田光哉社長 「心からおわびを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

 京都に本社を置くニデックを巡っては、グループ内で相次いで発覚した不適切な会計処理の疑いについて第三者委員会が調査を進めています。

 また、東京証券取引所は先月末に内部の管理体制などを問題視し、上場廃止につながり得る「特別注意銘柄」に指定しています。

 会計処理に自社やグループ会社の経営陣が関与していた可能性も浮上しているなか、ニデックは詳細は「調査中」とし、改善計画を来年の1月下旬に公表する方針を明らかにしました。

 今年度上半期の業績では合わせて876億円の損失引当金などを計上し、本業のもうけを示す営業利益が去年の同じ時期より82.5%減の211億円になったと発表しました。