全国でクマによる被害が発生するなか、警察庁の楠芳伸長官が岩手県内のクマ出没現場を視察し、「安全確保の取り組みを一層、推進したい」と強調しました。

警察庁 楠芳伸長官 「地域住民の皆様の安全安心を脅かす深刻な事態になっているということを改めて認識した。安全確保を最優先とした取り組みを一層、推進して参りたい」

 警察庁の楠長官は2日、10月にクマが出没した岩手県盛岡市内の記念館を視察しました。

 この現場では警察と自治体が連携して立ち入り規制などを行い、クマを捕獲していて、楠長官は警察官らから当時の状況について説明を受けました。

 また、これに先立って視察した岩手県警本部では「クマ駆除の任務は警察が経験したことのないものだが、全国警察が一丸となって任務にあたっていただきたい」と職員に訓示しました。