西アフリカにあるベナンで、兵士らでつくるグループが大統領らを解任したと声明を出しました。しかし、政府はクーデターの試みは「失敗に終わった」と明らかにしています。
ベナンでは7日、兵士らでつくる「再建のための軍事委員会」と名乗るグループが国営メディアを通じて、タロン大統領らを解任したと声明を出しました。
ベナンにあるフランス大使館は、大統領の邸宅近くで銃撃があったとし、状況が明らかになるまで自宅待機をするよう呼び掛けました。
一方、ベナンの内相は「一部の兵士たちが、国家を不安定化させる目的で反乱を起こした」と発表しました。
また、「軍の対応によって事態は制御され、阻止された」と述べ、クーデターは失敗したと明らかにしています。
アフリカでは、マダガスカルやギニアビサウでもクーデターが起きたばかりです。