SNSを悪用した闇バイト対策を強化するため、警視庁は実行役などを募集する投稿に対してAI(人工知能)を使って注意喚起するシステムの導入を始めました。
警視庁は7月からAIを活用して「X(旧ツイッター)」上でキーワードを抽出・分析することで闇バイトに関連する投稿を発見し、警告することができるシステムを導入しています。
闇バイトを募集する可能性がある投稿に対しては「実行役を募集する不適切な書き込みの恐れがあります」などと警視庁のアカウントが注意喚起を行います。
警視庁によりますと、以前は一日平均で25件ほどにとどまっていた注意喚起がシステムの導入によって約150件に増加しました。
11月までに約1万8500件の投稿に対して注意喚起したということです。
こうした投稿はその後、削除されるなどしていて、警視庁は「Threads」など他のSNSにも対象を広げていくとしています。