仙台地方裁判所の新しい所長に佐々木宗啓氏が着任し「被災者に寄り添った温かみのある司法サービスを提供したい」と抱負を語りました。

 佐々木宗啓所長は、東京都出身の59歳です。東京高裁判事や盛岡地裁・家裁の所長などを歴任し、7月8日付で仙台地裁の所長に着任しました。

 仙台高裁の判事だった2011年3月には、東日本大震災を経験しました。

 仙台地裁佐々木宗啓所長「いまだ(震災の)爪痕が残る地域や被災者がおられるということですので、今後ともその方々に寄り添って温かみのある司法サービスを提供すること、そういうことに努めてまいりたい」

 また、佐々木所長は「さまざまな裁判手続きのデジタル化を推進していくことが裁判所の役割である」とも述べました。