東日本大震災で被災した仙台空港の再開に大きく貢献した、アメリカ軍のトモダチ作戦を若手の海兵隊員に伝える研修会が行われました。
仙台空港で行われた研修会には、静岡県駐留の若手のアメリカ海兵隊員39人が参加し、トモダチ作戦について学びました。
アメリカ軍は震災の5日後に仙台空港に到着し、空港に寝泊まりしながらがれきの撤去に当たりました。再開の見通しが立たない中、海兵隊員を含む延べ3500人の支援で、仙台空港は1カ月後に再開しました。
当時、空港で働いていた職員からは感謝の言葉が贈られました。
震災発生時の空港職員木村昭仁さん「あの時、自分に復興に向けてがんばろうとする力、生きていこうとする力をくれた米軍の方々に改めて感謝を申し上げます」
在日米海兵隊キャンプ富士レスティテュート・パズ最先任上級曹長「(若手の海兵隊員に)実際にこの場を訪れてどのような被害があったかをじかに見ること、迅速な対応が大切ということを学ばせることが目的」
講義の後、参加者は展望デッキや震災のパネルを見学し復興の歩みを学んでいました。