閉店から3カ月となる仙台市泉区の商業施設アリオ仙台泉について、住民からは新たな施設を求める声が上がっていて、泉区役所の建て替えに合わせにぎわい創出を目指す仙台市も今後を注目しています。

 小笠原侑希記者「仙台市地下鉄南北線の泉中央駅前です。多くの買い物客でにぎわっていたアリオ仙台泉の建物ですが、閉店から3カ月ということで看板も外され、辺りも閑散としている印象です」

 アリオ仙台泉は、1992年4月に仙台市地下鉄南北線の泉中央駅開業に合わせ、イトーヨーカドー仙台泉店としてオープンしましたが、業績不振を理由に1月末に閉店しました。

 閉店から3カ月が経ち、食料品を扱うスーパーも入るなど地域の重要な買い物先だったこともあり、住民は新たな商業施設のオープンに期待を寄せています。

 「本屋さんから食料から色々あったので、ここ1カ所で済んじゃっていたのが何カ所かに回らなくてはいけなくなったのはしんどいですね」「でもやっぱり(商業施設が)あった方が良いよね。これに次ぐ次のスーパーなり商業施設がね入れば良いんじゃないかと思う」

 仙台市は、2026年度中の利用開始を目指す泉区役所新庁舎の建て替え事業に合わせ、泉中央エリアのにぎわい創出を目指していて跡地の今後について注目しています。

 仙台市泉区泉中央地区活性化推進室熊谷和典室長「泉区役所の建て替えに合わせて、区役所から七北田公園までの南北軸を中心としたにぎわいづくりを進めています。建物を所有する事業者様が後継施設について検討されております。仙台市でも新しい施設が新たな魅力の創出につながるよう、建物所有者と連携して取り組んでいきたいと考えています」

 建物を所有する住友商事は「現時点で今後については未定。いくつかの案でスケジュールも含めて検討中」とコメントしています。