地元の自然や文化を学ぼうと、宮城県蔵王町で高校生が地域を巡るウォークラリーが行われました。

 蔵王高校の全校生徒113人が参加したウォークラリーは、9月に行われる観光客向けのツアーでガイドを務める生徒たちに、自然や文化など地元の魅力を学んでもらおうと行われました。

 生徒たちは、地域を流れる川に沿って農業に欠かせない分水施設などに立ち寄りながら、約10キロ先の遠刈田温泉を目指しました。

 生徒「景色がきれいだと思いますよ。あまり慣れない所を歩くので本当に疲れます」

 生徒たちは、普段は通らない道から眺める景色やガイドが出題するクイズなどを楽しみました。

 ゴールの遠刈田温泉では、特産のこけしや修験者の宿泊所としても使われていた刈田嶺神社の歴史などを学んでいました。

 生徒「自然がきれいだなと思いました。まだ自分が知らないことも聞けたのでよかったなと思います」「蔵王の良さを周りに知らせるために私たちがガイドをしなければいけないので、より的確にガイドできるようにしたいなって思います」

 生徒たちは、ウオークラリーを9月のツアーで訪れる場所の選定や、ポスターの制作などに生かすことにしています。