客の女性に性風俗店の仕事を紹介した罪に問われているホストクラブの元店長と従業員2人の初公判が開かれ、3人は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、仙台市青葉区国分町のホストクラブNOBLEの元店長、草苅亮二被告(36)と元従業員の日下野史弥被告(27)、田代翼被告(25)は2023年に客の女性に対し性風俗店の仕事を紹介した職業安定法違反(有害業務の紹介)の罪に問われています。

 仙台地裁で開かれた7日の初公判で、草苅被告ら3人は起訴内容を認めました。

 検察側は冒頭陳述で元従業員2人について「マッチングアプリなどで知り合った女性を店に誘導し、営業成績が上がらないと異動になってしまうなどと話し、多額の金銭を使わせ借金をさせていた」と指摘しました。

 草苅被告については「研修会を開き狙いやすい女性などを教えていたうえ、女性客の紹介料を風俗店から受け取っていた」などと指摘しました。