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「テレメンタリー2020 “3.11”を忘れない80 高台は出来たけど~復興事業の誤算~」

開催日 2020年3月26日(木曜日)

 3月26日(木)午前10時45分から、KHB東日本放送本社で第456回東日本放送番組審議会が開催され、「テレメンタリー2020 “3.11”を忘れない80 高台は出来たけど~復興事業の誤算~」について審議しました。
 東日本大震災から9年。被災地では住宅の再建が進み、各地に新たな街が生まれました。一方で、過疎化に拍車がかかり、存続の危機に直面する地域も出てきています。山を切り開いてでも安全な高台を用意し、暮らしを復興させる―。国の「防災集団移転促進事業」は手厚い予算と特例で推し進められました。それでも、限界集落化は止められませんでした。高台にポツンと暮らす一家、集落の再興を願う漁師の思いを見つめたドキュメンタリー番組です。
 委員からは、「家が一軒だけの高台の風景、被災者の苦悩や行政担当者の表情などを良くとらえた映像だった」「限界集落を促進してしまったのでは、といった復興事業の問題点をうまくまとめていた」「東日本大震災を教訓に徳島県美波町で進む、あらかじめ移転先を準備する事前復興は、今後のヒントになったのではないか」という評価がありました。
 一方で、「復興はまだ途中であり、問題提起だけではなく未来につながる解決のヒントを提起しても良かったのではないか」「復興事業がうまくいっている地域も紹介すれば、現実がより伝わったのではないか」「徳島県美波町の事前復興の取り組みは、現実離れしている印象を受けた」という意見が出ました。
 番組担当者からは「復興事業がうまく進んでいる地域との比較も考えましたが、高台移転は、被災する恐れは少なくなる一方で生活がうまく回らくなる、という問題提起に主眼を置きました。いただいた意見を真摯に受け止め、今後もより良い番組制作に取り組んでいきます」と述べました。