ほっとネットとうほく「この海の未来は~三陸沖の異変 生き残りをかけて」

開催日 2023年4月26日(水曜日)

 4月26日(水)午前10時45分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第485回番組審議会が開催され、ほっとネットとうほく「この海の未来は~三陸沖の異変 生き残りをかけて」について合評しました。

 この番組はkhb制作のドキュメンタリー番組です。khbでは今年2月11日(土)15時から15時55分まで放送しました。ほかにテレビ朝日系列の東北ブロック各局でも放送されています。

 三陸の漁場でとれる魚の種類が変わり、これまでは南の海にいた魚が増えている現状や、海藻が消えた海底の姿などを伝え、その変化に対応しようとする漁業関係者の努力や、変化の背景にあるものを専門家に取材しました。

 委員からは「グラフやアニメーションが効果的に使われていて理解を助けてくれた」「なかなか見られないような海中の撮影が取り入れられ、丁寧な取材に感心した」「仲間由紀恵のナレーションが番組にマッチしていた」「身近な三陸の海に起きている変化が分かりやすく描かれており、教材としての活用を期待する」という評価がありました。

 一方で「制作者からのメッセージをもう少し明確に伝えてほしかった」「タイトルから受けるネガティブなイメージと番組の中で紹介されている前向きな活動に少しずれのようなものを感じた」「55分番組としてのストーリーづくりにもう少し工夫があってもよかったのではないか」という意見がありました。

 番組担当者は「夕方のニュース番組『チャージ』のシリーズ企画として11回にわたり放送したものの集大成のような番組です。地球温暖化が我々の身近な三陸の海にどのような影響を及ぼしているのか、一人でも多くの視聴者に関心をもっていただきたいと考え、企画しました。本日いただいた様々なご意見を糧に、今後も番組制作を続けていきます」と述べました。