ダイドーグループ日本の祭り「こけし華やぐ湯の里 活気と希望を…全国こけし祭り」

開催日 2023年11月22日(水曜日)

 11月22日(水)午前10時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第491回番組審議会が開催されました。

 対象番組は、khbが企画制作し今年10月に放送した、ダイドーグループ日本の祭り「こけし華やぐ湯の里 活気と希望を…全国こけし祭り」です。祭り文化の継承や魅力の再発見を通して地域の活性化に繋がるよう日本の祭りを応援するドキュメンタリーで、全国のこけし工人が競い合うこけしコンクールや大きな張りぼてこけしが温泉街を練り歩く「全国こけし祭り」に密着取材しました。

 委員からは、「こけしの歴史や名前の由来など、宮城がこけしと縁の深い県であることを改めて知ることができた貴重な機会となった」「祭りに熱い思いを持つこけし工人や役場職員、子供たちへの伝統継承など、多角的に作られていて飽きさせない構成だった」、「工人の正直な思いが引き出されていて、丁寧な取材だと感じた」、「こけしの顔を描き終わった後にふっと吐く息の音などの余韻がうまく生かされていて、緊張感とともに工人の思いが伝わった」という評価がありました。

 一方で「こけしの需要や工人数の変化などの数字を字幕で入れたり、グラフで表現すると伝わりやすいと思う」「温泉地の歴史と現在の状況について等、祭りと町自体を深堀しても良かった」という意見がありました。

 番組担当者は「こけしの魅力を再認識できたという意見をいただき嬉しく思っています。見せ方の演出については、今後取り組んでいく必要があると考えています」と述べました。

 また、今回はkhbの番組基準の変更に関する諮問と答申がありました。2024年4月1日にkhbが準用している日本民間放送連盟の番組基準が変更されるのに伴い、改正された同基準を引き続き準用することについて「諮問事項は妥当である」との答申を得ました。