3月11日、東日本大震災から11年を迎えるのを前に、宮城県南三陸町歌津の海岸で行方不明者の捜索が行われています。

 捜索は午前10時ごろから始まり、警察官8人が震災の犠牲者に黙とうを捧げた後、手作業で行方不明者の手掛かりを捜しています。

 この海岸には多くの漂流物が流れ着いていることから、地域住民から捜索を願う声が相次いでいたということです。

 南三陸警察署工藤嘉久地域課長「不明者家族の思いは変わらないと思う。その思いに応えるためにも捜索を実施していきたい」

 県によりますと、県内では1215人が行方不明のままで、このうち南三陸町では211人の行方が今も分かっていません。