JR東日本は、利用者が特に少ない路線の2021年度の収支を公表しました。陸羽東線の山間部では、100円を稼ぐために約2万円の費用が掛かっていました。
JR東日本は24日、利用者が特に少ない35路線66区間の2021年度の収支を公表しました。
100円を稼ぐのに掛かる費用を示す営業係数が最も高かったのは、陸羽東線の宮城県の鳴子温泉と山形県の最上の間で、2万31円と唯一の2万円台でした。
また、古川と鳴子温泉の間は1520円となっています。
県内の他の区間では石巻線が971円、気仙沼線が2882円、大船渡線が1522円でいずれも大幅な赤字となりました。
陸羽東線をめぐっては、地元の大崎市が存続策を探る会議を10月にスタートさせています。JR東日本などとの本格協議に備えるため、市としての考え方を年度内にまとめます。