政治資金をめぐる問題などで事実上更迭された秋葉賢也氏の後任で、12月に就任した渡辺博道復興大臣が宮城県の被災地を視察し「心の復興や産業の再生に力を入れる」と述べました。

 渡辺復興大臣は、石巻市や東松島市など5つの市と町を訪問しました。

 石巻南浜津波復興祈念公園では、花を手向け黙とうを捧げました。

 渡辺大臣は、政治資金をめぐる問題などで12月に辞任した秋葉賢也氏の後任で、復興大臣を務めるのは2度目です。

 宮城県の被災地を訪れるのは、2019年9月以来となります。

 渡辺大臣は、石巻市の宮城復興局で職員に訓示しました。

 渡辺博道復興大臣「現場に出向いて行って、現場の声をしっかりと受け止めて復興に貢献をしていただきたい。被災地における心の復興、更には産業、なりわい、こういったものを再生していかなければならないと思います」

 視察後に渡辺大臣は、住宅の高台移転の跡地の利活用や被災者の高齢化を踏まえた地域のコミュニティーづくりなどにも力を入れていく考えを示しました。