宮城県は、新年度の一般会計当初予算案を総額1兆792億円と発表しました。新型コロナ対策費に1500億円が計上されました。震災復興関連は過去最少で224億円です。

 県の新年度の一般会計当初予算案は、2022年度を354億円下回る1兆792億円となりました。1兆円を超えるのは12年連続でです。

 新型コロナ関連の対策費は、2022年度よりも360億円少ない1542億円が計上されました。病床確保の費用として415億円、陽性者サポートセンターの運営費などとして411億円が盛り込まれています。

 このほか、村井知事が力を入れているDX=デジタルトランスフォーメーション関連では、中小企業のデジタル技術導入を支援する費用として2億2600万円を計上するなど、総額で過去最多となる34億6000万円を計上しました。

 震災復興関連ではこれまでで最も少ない224億円が計上されました。被災者の心のケアなどに充てられます。

 県は14日に開会する県議会に提出する方針です。