宮城県の海洋実習船、宮城丸が約2カ月間の航海を終え石巻港に帰港しました。水揚げ量は、コロナ前の水準まで回復したということです。
宮城水産高校と気仙沼向洋高校の生徒計38人は、4月末から宮城丸に乗船し約2カ月間にわたってハワイ沖でマグロ漁の実習を行いました。
生徒たちは関係者らが出迎える中石巻港に帰港し、実習で捕獲したビンナガマグロやメバチマグロなどを水揚げしました。
前年は、新型コロナの影響で十分な操業日数を確保することができませんでしたが、例年通りに実習が行えたということです。
水揚げ量は約12トンと、コロナ前の水準まで回復していて最も多かったのはビンナガマグロで約5トンでした。
実習生「長かったので、全然終わりが見えなくて結構大変でしたね」「漁船での仕事の内容とかをよく知れたので、長い期間の航海だったんですけど、いろいろなことを学べて良かったです」
水揚げされたマグロは、宮城県のスーパーなどで販売される予定だということです。