今の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化する政府の方針について、村井宮城県知事は「国民の声を良く聞いて、開始時期を考えてほしい」と注文を付けました。

 政府は、2024年秋に今の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針です。

 しかし、カードに誤った情報が登録されるなどの問題が全国で相次いでいることから、政府は「マイナンバー情報総点検本部」を設けて再発の防止に努めるとしています。

 こうした状況を踏まえ、村井知事は26日の定例会見で「国民の声を良く聞いて、開始時期を考えてほしい」と注文を付けました。

 村井知事「国民の皆さんが不安に思っている以上は、丁寧な対応が必要ではないかなと思いますね。徐々に浸透していくのは間違いないと思う。しかし、病院に通う時にマイナンバーカードで、とは違うやり方でとなると、周知にかなり時間がかかるのも事実。(政府は)国民の声を良く聞きながらスタートする時期について良く考えていただきたい」