日銀仙台支店が発表した6月の東北の経済状況は、宿泊、飲食など非製造業で改善した一方、製造業は横ばいでした。

 日銀が3カ月ごとに実施する企業短期経済観測調査では、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた指数で、景況感を示します。

 3日に発表された6月の調査で、東北6県では非製造業はプラス5ポイントで、前回を1ポイント上回りました。

 新型コロナの5類移行を追い風に宿泊や飲食サービス、小売りが回復しました。

 一方、製造業はマイナス12ポイントで、前回と同じでした。

 食料品や自動車の生産は回復しましたが、海外経済の減速を背景に半導体関連が不振でした。