仙台市で救急患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が、約5カ月ぶりに100件を上回りました。
救急搬送困難事案は、救急隊が医療機関に対し患者の受け入れが可能か4回以上問い合わせしたうえで、現場に30分以上とどまったケースを指します。
仙台市消防局によりますと、7月30日までの1週間に発生した救急搬送困難事案は143件で、前の週より51件増えました。
4週連続の増加で100件を超えるのは約5カ月ぶりです。
仙台市では7月、熱中症疑いで救急搬送された人は366人と前年の2倍以上になっていて、医療機関の受け入れ態勢のひっ迫につながっているとしています。