介護現場が抱える課題解決につなげようと、仙台市宮城野区で最新の機器やグッズを紹介する展示会が開催されました。

 夢メッセみやぎで31日まで開催された展示会には約70社が出展し、東北地方を中心とした介護関係者が参加しました。

 上野比呂企アナウンサー「高齢者がベッドから車いす、車いすからトイレに立ち上がる時などに使われるロボットです。本来ですと2人から3人がかりで介助者が必要になっているものが、100キロまでの高齢者に対応できるということです」

 介助作業中に腰を痛めたことで介護職を辞めてしまう人も少なくなく、人手の不足の解消や体の負担の軽減につながります。

 最新のシャワー入浴装置は、細かい泡で洗浄することで洗い残しを減らすことができ、使うお湯の量も従来のお湯を張った入浴より85パーセントも減らせるということです。 マット下のシート型センサーで利用者の睡眠の質や心拍数、呼吸数などをリアルタイムで計測できる介護ベッドは、利用者がベッドから離れると画像付きで通知が届くため、見回りの負担を減らすことができます。

 ブティックス武田学事業部長「けっこう悲鳴に近い、人がいない足りないという現場の声をよく聞きます。何か自分たちの介護の現場が楽になるようなヒントを得ていただければ」

 仙台市での次回の開催は、2024年5月に予定されています。