楽天イーグルスは10日、勝てばクライマックスシリーズ進出となるシーズン最終戦でロッテに完封負けし、4位に終わりました。石井監督が今シーズン限りで退任することも分かりました。

 4位楽天と3位ロッテの直接対決。1回、楽天は満塁のチャンスをつくりますが、岡島がダブルプレーに倒れ得点を奪えません。

 先発の則本はその直後、得点圏にランナーを背負い、ストレートで岡を詰まらせますが、ライト前に落ちタイムリーに。1点を先制されます。

 更に4回。安田に151キロのストレートを捉えられ、ポール直撃のソロアーチを許し、リードを広げられてしまいます。

 打線は6回。一発が出れば同点の場面で浅村。打球はポールのわずかに外。最後はレフトフライ。ロッテ先発の小島を打ち崩せません。

 0対5となり迎えた9回、最後は阿部が三振に倒れ最後までロッテ投手陣を打ち崩せず完封負け。クライマックス進出にあと一歩届かず、70勝71敗2分けで4位に終わりました。

 ファン「残念でしたね。とても大事な試合とは思えなかった」「残念ですね。打ってほしかったんですけどねぇ」「シーズン最初のほうはは駄目かなと思ったんですけど、終盤おもしろい試合をしてくれて最後までワクワクさせてくれて終わってみれば良いシーズンだった

 キャプテン浅村栄斗選手「苦しかったですね。ここが大事という試合でことごとく負けた。強いチームと弱いチームの差を改めて感じた」

 最終戦から一夜明けた11日、球団関係者への取材で退任することが分かった石井一久監督。2018年にGM・ゼネラルマネージャーに就任し、2021年からはGM兼監督として指揮を執ってきました。

 今シーズンはGM職を外れ専任監督として臨みましたが、4位に終わりました。

 10日の試合後のセレモニーでは、ファンに向け謝罪の言葉を口にしました。

 石井監督「きょうの試合に敗れて皆さんをCSに連れていくことができず申し訳ありませんでした。この1戦の悔しさを胸にまた来年、選手チームは一生懸命悔しさを晴らすためにやっていきますので皆さん声援よろしくお願いします」

 残念ながらクライマックスシリーズ進出はなりませんでしたが、今シーズンは3人がタイトルを獲得しました。浅村が自身2度目のホームラン王、小深田が初の盗塁王、松井裕樹が3度目のセーブ王となりました。