外国人観光客に震災の記憶や教訓を分かりやすく伝えるためのアドバイスをもらおうと、宮城県の留学生を招いたモニターツアーが東松島市で行われました。

 このモニターツアーは、震災の伝承活動を行う3.11伝承ロード推進機構がコロナ禍で落ち込んだ外国人観光客の回復に合わせ、ツアーの課題を洗い出そうと実施しました。

 東北大学に通うフランスやイギリスなどからの留学生5人が参加し、語り部から震災当時の話を聞いたり津波から逃げるため住民らが避難した高台を見学したりしました。

 留学生「このようなツアーは初めてです。非常に有益です」

 参加した留学生からは、事前に見学場所の資料を読み込む時間があれば、より理解が深まり充実したツアーになるのではといった意見が出ました。

 3.11伝承ロード推進機構では、留学生からの意見を元に外国人向けのツアーの内容を改善していきたいとしています。

 3.11伝承ロード推進機構原田吉信業務執行理事「コロナが落ち着いていよいよインバウンドが大勢来るようになりましたので、多くの方々に来ていただけたらと思っております」