宮城県内で28日クマの目撃が相次ぎました。富谷市では、住宅の敷地内を歩くクマ2頭が防犯カメラに映っているのが確認されました。

 エサを探すかのようにゆっくりと歩くクマ。防犯カメラの映像には、真夜中の住宅の敷地内を歩く2頭のクマの姿を確認することができます。

 クマが出没したのは、富谷市杜乃橋の住宅街です。

 この家の80代の男性によりますと、28日午前0時過ぎ、体長およそ80センチメートルのクマ2頭が住宅の敷地内を歩す様子が防犯カメラに映っていることに男性が気づき、警察に通報しました。

 この周辺では他に目撃はなくけが人などもありませんでした。

 28日はこのほか、登米市や大崎市、利府町など県内各地でクマの目撃が相次ぎました。

 県は例年よりも目撃が増えているとして23日にクマ出没警報を出し、警戒を呼び掛けています。