「ササニシキ」が宮城で誕生して60周年を迎えるのに合わせ、新米の試食会が青葉区で開かれました。
JA全農みやぎが開いた試食会には応募から選ばれたおよそ30人が参加しました。
参加者には炊き立ての新米のほか、ササニシキのあっさりとした味わいに合う寿司が振る舞われ、旬を迎えた味わいを楽しんでいました。
参加者「おいしかったです、すごく。さっぱりとしてお米の味がすごくわかるお米です」
参加者「新しい品種も次々出て来てるんですけど、やはりササニシキは今後も残していってほしい品種だなと」
ササニシキは1963年に古川農業試験場で誕生しました。
1980年代には県内で8割以上の作付けを誇りましたが、冷害に弱いことなどから2022年は1割以下の作付けに留まっています。
今年は夏の猛暑の影響で一等米の比率が例年よりも大きく下がったものの、味は全く問題ない仕上がりだということです。
JA全農みやぎ・都築祐一県本部長「宮城を支えてきた非常に大切な品種であると考えています。生産者の方々が非常に強い信念を持って作り続けて来られましたので、これからも作り続けていけるよう、我々も環境を整えていきたいなと」
またJR仙台駅では5日まで新米のササニシキのほかおにぎりやお弁当などが販売されています。