部下の隊員を指導する際に足で蹴る暴行を加えたとして、陸上自衛隊仙台駐屯地は52歳の男性自衛官を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。

 13日付で停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、仙台駐屯地に勤務する東北補給処の陸曹長の男性(52)です。

 仙台駐屯地によりますと男性陸曹長は2022年6月、部下の隊員を指導していた際、足で蹴る暴行を加えたということです。被害を受けた隊員が所属する部隊に報告したことで発覚しました。男性陸曹長は「被害者の態度に立腹した」と話しているということです。

 このほか、当時東北補給処に所属していた40代男性陸曹長ら3人は部下の隊員に対し、体や足の大きさなど日常的に容姿を揶揄する発言をしたとして13日付で停職3日の懲戒処分としました。

 陸上自衛隊は、東北補給処長名で「今後隊員に対する指導・教育を徹底する」とのコメントを出しています。