JA全農のグループ会社が建設していたパックご飯の新工場が完成しました。需要拡大に対応するため、従来の工場の4倍の製造能力を持たせました。

 JA全農ラドファの東北工場は、宮城県色麻町四釜の工業団地に建設され、関係者約50人が出席して竣工式が行われました。

 広さ3000平方メートルの平屋建てで、ひとめぼれやササニシキ、だて正夢などの宮城米はもちろんのこと、北海道から九州までの全国60種類の米のパックごはんを製造します。

 ガスによる直火炊きでふっくら炊き上げ余分な水分を飛ばすことで、むらのないおいしいご飯に仕上がるということです。

 東北工場の製造能力は、年間に1620万食で加美町の工場と合わせると2000万食になります。

 これまでは主に家庭用に出荷していましたが、今後は業務用や輸出用を増やす計画です。

 JA全農ラドファ風祭英二社長「今お米の消費は残念ながら年々年々減っている状況ですが、どんどん増えていくパックご飯の業界に参入して、お米の消費の拡大を図るということを目的としています」

 新しい工場は、2024年1月から稼働します。